第66話

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2021/06/24 10:31
あなたside



目を覚ますと、私はベッドに寝かせられていた。


あなた「…高専か。」ポロポロポロポロ


私は涙が出てきた。


あなた「こんちゃん…。」


起き上がり、辺りを見回す。


部屋全体に高度な封印の結界が施されていた。


あなた「…殺されるのかな。」


私がした事は反逆行為と見なされてもおかしくない。


だが、私は死ぬつもりは無い。


こんちゃんと約束したし、私は…


「ガチャッ」


部屋の扉が開いた。



あなた「ッ













…皆。」





侑・治・角名・家入「ッあなた!!!!!」



あなた「ウッ」


「ガシャンッ」



家入は、持っていた物を全て落とし


侑、治、倫は私に抱きついてきた。




侑「あなた!!やっと起きたんか!!心配したんやで!?」ギュッ


治「ツムの言う通りや!!遅いねん!!」ギュッ


角名「良かったッ、本当に良かったッ」ギュッ


あなた「…心配してくれたんや。」


3人「当たり前やん!!!」


家入「本当に良かったよ。あなた。」


あなた「…硝子さん。」


家入「ッ本当にッ!!お前は溜め込みすぎなんだよッ!!」



家入があなたに手刀を入れる。



あなた「…ごめんなさい。」


家入「…無事で良かった。」


宮侑「ほんまにッ!!遅いねん!!」


あなた「…どのくらい寝ていたの?」


角名「1週間だよ。」


治「体は平気か?痛いとこないか?」



治が心配そうに聞いてくる。




あなた「1週間か…。体は大丈夫よ。ごめんね…。」


宮侑「アホ!!!こういう時はありがとうって言うんや!!」


あなた「ッ…ありがとう。」ポロポロポロ



その場にいた全員が涙を流していた。








「ガチャッ」


また扉が開いた。




「ッあなた!!!!」


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