第10話

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2021/05/24 01:09
その日の部活も終わり、帰る支度をしていると














呪霊の気配がした。それも1級クラスの…






























































急いで気配のする場所に向かうと






















あなた「えっ…」
































呪霊と一緒にいたのは北さんだった。




あなた(どうしてここに!?)







あなた(とにかく助けないと!!)







































呪霊は私に気づくと、逃げてしまった。













あなた「くそっ!
北さん!大丈夫ですか!?怪我はないですか!?」






北「あ、あぁ。…でも、今の…なんや?」

あなた「…、後で説明します。とりあえず、着いてきてもらっていいですか?」

北「あ、ああ。」










本来は、連れていくのは良くないけど、

北さんの安全のために連れていくしか無かった。

























































私は北さんを姫抱きし、呪霊の元に向かった。



























北さんは自分を姫抱きしていること、空を飛んでいることに驚いていた。
















呪霊に追いつき、北さんをとりあえず近くに下ろした。





あなた「北さん!そこから絶対動かないでくださいね!!」

















そう言い、私は呪霊を睨んだ。







あなた「完全に襲っておったな。人を襲う呪霊は祓う!!」



呪霊「グワアァァァァァァァァァァァァァ!!!!」













呪霊は私に襲いかかった。

































だが、その瞬間































呪霊は真っ二つになり、サラサラと消えていった。

































あなた「ふぅ。」


あなた(さて、まずいなぁ。ばれたよなぁ。)


玉藻前「あやつなら大丈夫じゃないか?」

あなた「…そうね。変に嘘ついてもバレそう笑」










 













あなた「北さん。」

北「…あ、ああ。…あなたは一体何者なんや?」



あなた「説明しますね。」ニコッ







あなた「先程、北さんを襲っていたのは呪霊という
人間の負の感情が生み出した呪いです。」

北「呪い…?」

あなた「通常、普通の人には見えません。
ですが、北さんのように死の淵にたったりすると、見えることがあります。
そして、それら呪霊を祓うものを呪術師と言います。」

北「呪術師…。じゃあ、あなたはその呪術師ってことか?」


あなた「そうです。ここには任務で来ました。」

北「…任務?」

あなた「ここ稲荷崎高校で呪霊が大量発生しているんです。何者かがおびき寄せてるのかもしれません。
そして、特級…1番強い呪霊がいるため、私が派遣されました。」

北「そう…やったんか。守ってくれてありがとうな」ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙

あなた「!いえ、任務ですので!怪我がなくて良かったです!!」ニコッ


あなた「あ!あと、私が呪術師だってこと内緒にして貰ってもいいですか?
今の生活楽しいので崩したくないんですよね…」

北「ああ。誰にも言わんよ。」

あなた「っ!ありがとうございます!」ニコッ

北「怪我せんようにな。」

あなた「はい!危ないので家まで送りますね」ニコッ

北「ありがとさん。」ニカッ

あなた「/////」



















無事に北さんを家まで送り届けた。


あなた「バレたら怖がられる思ったけど大丈夫やったな。」

玉藻前「そうじゃな。」

あなた「コンちゃん。誰だと思う?
宿儺の指持ってるの。」

玉藻前「おそらくあの女だろうな。」

あなた「やっぱり…。

めんどくさいなぁ!
今日持ってたら奪えたのに!!
残り香でもけっこう気配するね…。

ほんとよく襲われないよねぇ。

運良すぎでしょ!


もう!明日聞いてみるかぁ!」


玉藻前「…」













































































その日の見回りを済ませ、帰宅した。




















































まさか、あんなことが待っているとも考えず…。

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