第47話

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2021/06/01 03:22
玉藻前が去った後はとても静かだった。
全員一言も声を発さなかった。いや、発せなかったのだろう。
五条「…今からバレー部の皆に僕達の説明をするからよく聞いて。」
「は、はい。」

「分かりました…」
五条「まず_______________________」
五条先生は、呪霊のこと。呪術師のこと。呪詛師のこと。

そして、あなたの話をした。
それを聞いたバレー部は
「そんな…」 

「俺たち…ヤバいんじゃ」

「なんてことを…」
自分がやった事を悔やんでいた。
だが、もう遅い。五条先生と並ぶあなたが呪詛師側についたのであれば、確実に高専は狙われるだろう。
五条「…自分らが何をしでかしたかわかった?

お前らは敵にまわしてはいけない子を敵にまわしたんだ。」


伏黒「…玉藻前の呪霊を得たあなたを止めれますか。」


五条「んー。無理かな☆」


真希「…だろうな。あなたは強いからな。」


一同「…」


五条「とりあえず、バレー部の皆はあなたを捕まえるまで高専で保護する。
…あなたに人殺しはさせない。」
あなたの味方をしていた人達は、「あなた…」と小さく唱え、悔やんでいた。
菅原「気づいてたのにッ止められなかった!」


谷地「…何度も助けてもらったのに。」


月島「…あなたさん。」


稲荷崎「あなた…」


孤爪「…ごめんッ…あなた。」
全員が涙を流していた。
五条「君たちのことはよくあなたから聞いていたよ。

あなたを信じてくれてありがとう。

あなたがあんなに人の話をしたのは初めてだった。

ありがとう。」
五条先生の言葉にほとんどの人が泣いていた。
五条「君には地下牢に入ってもらうからね。

…如月愛梨。」


如月「は!?なんでよ!私のこと知らないの?

お父さんに言えばあんた達なんてッ」


伏黒「黙れよ。」
一同「ビクッ」
伏黒「いい加減にしろよ。自分がしたことまだわかってないのかよ。」 


釘崎「殺した方がいいんじゃない?」


真希「確かにな…」


狗巻「しゃけ…」


パンダ「まじでうるさい口だな。」
高専組は如月を睨みつけた。
如月「ックソッ!!!!」
五条「君が地下牢なのは確定事項だから。

とりあえず僕は作戦を考える。

高専の皆も、バレー部の皆も今日はもう部屋に戻って休んでください。」
監督たち「「五条先生…」」


五条「…大丈夫です。生徒は僕が守りますので。」


監督たち「…」

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