侑「助かるわけないやて?」
治「そもそも原因つくったの誰だよ。」
「ッ…」
侑「あなたは死なん。絶対に!!!」
谷地「水持ってます!!」
清水「じゃあ、まず血をある程度でいいので拭いて…」
谷地「わかりました!!」
谷地は丁寧に丁寧にあなたの体を拭いていく。
雀田「あとは包帯も!」
菅原「あ!あそこにたしかあったべ!」
しかし、包帯がある場所は今高専の人達が乱闘を繰り広げているところだった。
侑「俺が行く。」
矢巾「は!?あのなかに行くつもりか!?死ぬぞ!?」
侑「…あなたは絶対に死なせん。」
角名「…手伝うよ。侑。」
治「俺もや。」
北「俺もやろか。」
そして、4人は包帯がある場所に走った。
高専組は気づいたのか呪霊たちを近づけないようにカバーしてくれている。
なんとか包帯を取りに行くことができた。
なんとか無事に包帯をマネージャー達に渡すことが出来、
マネージャー達は急いで止血をする。
しかし、そんな簡単に止まるはずもなく
どんどん包帯が血に染まっていく。
谷地「と、止まらないッ」
清水「ッどうしたら」
侑「あなた!!お願いや!!目を覚ましてや!!」
あなた「…あ…つむ」
一同「!!」
侑「!せや!!侑や!!あなた!!」
あなた「…どうして泣いてるの…」
侑は自分でも気づかないうちに涙を流していた。
侑「ッ!…そんなん!当たり前やんッ」
あなた「?」
侑「あなたが死ぬかもしれんとか俺嫌やねん!」
あなた「ッ…。」
治「せや!!あなた!!頼むから!死なんでくれ!!」
角名「そうだよあなたッ。お願い…。」
あなた「皆…。あり「グァァァァァァァァ!!!」!!」
一同「危ない!!」
「あなた!!!」
1匹の呪霊があなたに襲いかかってきた。
高専組は間に合いそうになく、あなたにもう攻撃が届きそうだった。
あなた「…(あぁ、死ぬんだ。)」
あなたがそう思った次の瞬間、私の前に人影が…。
あなた「え…」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!