第65話

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2021/06/24 04:35
あなた「領域展開、大紅蓮地獄。」


あなたを軸にして残りの呪霊全てと高専、バレー部の皆があなたの領域に入った。

























虎杖「さ、寒い…」


菅原「なんだべッこの以上な冷気はッ」


伏黒「これが…」





特級「ギャァァァァァァァア!!!!!!!」

一同「!!」


呪霊の叫び声がし、見ると











呪霊の体が裂けていた。












呪霊は赤く染り、その姿はまるで彼岸花のようだった。
































五条「これがあなたの領域展開…。」


歌姫「なんて完成度なの…」


虎杖「すげぇ…」















気がつくと、もとの高専の風景に戻っていた。



百を超えていた呪霊は全て祓われていた。


そして、倒れ込む人影。




五条「!あなた!!!」


伏黒「ッ!!」


高専組とバレー部の人たちが一同にあなたに駆け寄る。








宮侑「あなたッ!しっかりしいや!!」


伏黒「あなた!」


あなた「…大丈夫だよ。少し疲れちゃっただ…け…

本当にごめんね、怪我させちゃって…。」



怪我をしている全員があなたの尾に包まれる。

そして、侑たち同様青い炎に包まれ、傷が癒えた。



加茂「反転術式とは違う…。」


真希「ほんとすげぇよ…。あなた。」








あなたはニコッと笑うと

気を失い、耳と尾も消えた。




宮侑「あなた!?あなた!!」


北「落ち着け。侑。気を失っただけや。」


五条「これだけのことをして無傷っていうのが凄いよ。

反転術式とは違う力。これは調べてみないとわからないね。

あなたの力は最強と言われてもおかしくない。

これからどうしようか…。

あなたは上に常に狙われる存在になった。

今まで以上にあなたには思い縛りが下りるだろうね。

もしくは、




…殺されるか。」


一同「!?」


宮侑「そんなんあかん!!」


宮治「ここにおれんのやったら俺たちのとこに来ればええ!!」


角名「そういうことではないと思うよ…。」


北「なんとか、…なんとかならんのですか。」


五条「…手は尽くすよ。とりあえず、あなたを寝かせておこう。」




五条があなたを姫抱きして運ぶ。

割れ物を扱うように、とても慎重に。そしてとても大切そうに抱える五条。


その姿を見て、全員が俯いた。










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