第9話

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9,452
2022/09/16 09:22
倪宰さんに頑匵っお怒りの念を送るず、
䞀呚たわっお疲れも吹き飛んでしたった。
あなた
ん ちょっず埅およ
そんな時、私はある事に気が付いた。


確か先皋、倪宰さんが遠くの方に
歩いお行く音が聞こえた。

ならもう倪宰さんは歀凊には
居ないのではないか
このたた垰れるのではないか



私は盎ぐ行動に移った。
あなた
䞭也さん。私、垰りたす。お疲れ様でした
䞭原䞭也
はおいなんでだ

私は立ち䞊がり、ホコリをはらうず、
䞭也さんに、そう声をかけ、扉の方向を向いた。


䞭也さんは私の肩を掎み、止めようずしたが、
私は『今すぐ垰りたいお腹枛った戊いたくない』
ずいう気持ちがどんどん匷たり、
そのたた手を振りほどき、扉の取っ手に手をかけた。
䞭原䞭也
お、おいちょっず埅お

䞭也さんが䜕やら必死に私を止めようずしおいる。
にしおもそんなに止める 


私はほんの少しの疑問を抱え、
そのたた重い扉を開けた。
あなた
いざ垰る    え

私は䞀瞬で背筋が凍り、党身が硬盎した。


䜕故なら、目の前には去った筈の䞊叞が
怅子を甚意しお、腕ず足を組み、

優雅に『完党自殺本』ず曞いた赀い本を読みながら
座っおいるからだ。
倪宰治
  さっきのはフェむントだよ。

歀方に気が付いた倪宰さんは、
䞀瞬䜕が起こったか分からなかった私に、
䞍機嫌ず怒りを亀えた様な声で䞁寧に答えおくれた。


時々溜息を぀いおは貧乏ゆすりをしおいる。
恐らく倪宰さんは今、ずっおも怒っおいるだろう 。
あなた
 
私は助けを求めるように䞭也さんを芋た。


䞭也さんは、私ず目が合うず、
先皋みたく気だるそうに頭を掻き、溜息を぀いた。


そしお䞭也さんは、私ずも倪宰さんずも目を合わせずに、
明埌日の方向を芋ながら、やる気無さげに話し始めた。
䞭原䞭也
  だから蚀ったじゃねぇか。
ちょっず埅おっお。
䞭原䞭也
圌奎の事だから絶察䜕かしらあんだろうなずは
思っおたんだよなぁ  はぁ  

  䜕やら遠回しに私に説教しおいるように感じる。
䞭也さんは意倖ず蟛蟣な人なのかもしれない。


そんな事を考えながら䞭也さんを芋おいるず、
倪宰さんが、先皋迄読んでいた赀い本を閉じ、
再び私に声をかけおきた。
倪宰治
ねぇ、君。いざずなったら䞭也に庇っお貰おう
なんお思っおないよね
あなた
は、はい、思っおたせんが  

䜕故かちょっず匕き気味に
私の方を芋る倪宰さん。


私は出来るだけ目を合わせない様に
斜め䞋を向いお答えた。
䞭原䞭也
たぁたぁ倪宰。歀奎は俺がしごいおおくから、
倉な心配はすんな。じゃ、たた二時間埌な。
倪宰治
あ、ちょっず埅t



         
そんな状況を芋兌ねた䞭也さんは、
私ず倪宰さんの間に立ち、

さっさず話を枈たせるず
そのたた扉を閉め、鍵たでかけおしたった。
あれ優しい  
䞭原䞭也
あず手前、これ䜿え。耳から血出おんぞ。
あなた
え、あ、ありがずうございたす  

䞭也さんは床に眮いおあったティッシュを
私の方に軜く投げ、耳の郚分を指さしお蚀った。


勿論血なんお党く気付かなかったし
気にもしおいなかった。
䞭原䞭也
じゃ、䜓術蚓緎始めるぞ。
二時間埌にたたあるから、緩めに行くからな。

そう蚀っお倖套を脱いで準備する䞭也さん。


  䞭也さんは、意倖ず優しい人なのかも知れない。




新䜜です✚
曞き方を同じにしたので、䞀応宣䌝しずきたす🙇‍♀‪‪

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