第5話

他世界を繋ぐ境界で
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2020/08/11 10:20
(アール)それじゃ、行きますよ。

僕を先頭に、アグロさん、クォーレさん、セルクルさんの順で"他世界への入口"へと足を踏み入れる。

アグロさんは両手を頭の後ろで組み、呑気に鼻歌を歌いながら進む。
クォーレさんは緊張気味に胸の辺りで右手の拳を握っている。
セルクルさんは、そんなクォーレさんの背中を心配するかのように見つめながら歩いていた。

他世界への入口は、どんな見た目をしているかというと、...渦(うず)?みたいな感じかな。
(詳しく知りたければ作者のイラストをチェック!!)

足を踏み入れると、そこは暗闇。
どこからか声が聞こえる。

(???)...どこの世界へ行くんだ。

ここは境界。他世界へ行くには必ず他世界を跨ぐための境界に入る。
ちなみに、前回クォーレさんが"他世界の護衛は1人ずつ"と言っていたが、実は例外がある。
確か...."境界"と"光界"だ。
このふたつは護衛なしで、1人しかいない。
僕らが住んでる"人間界"では、普通の棒人間たちが行き交う世界だが、"境界"は世界に1人だけしか存在していないのである。

(???)...だからどこの世界へ行くんだアール。

あ、言うの忘れてた。
そう、僕は他世界にほぼ毎日出入りしているので、
全世界の代表者とは普通に話したりする仲だ。
そうそう!この境界の代表者は"アック"と言って...

(アック)早くしろどこに行くんだよ!!!(`ᾥ´)

(アール)ま、魔界で!!!( ºωº ;)

あまりにも返答が遅すぎて怒られた。

魔界と答えた後、僕らの前に真っ赤な渦ができた。

(アール)行きましょう。

僕はそう言って、3人を連れて魔界へ続く渦の中に
ー足を踏み入れるのであったー


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