見られたくなかったのに
でも、いつも、来てくれる
ヒーローが来てくれる
そんな大きな声で言ってしまったことに後悔している
西村くんとはクラスが離れて、
最近話していなかった
真剣な顔して言ってくれるから、
私は話した
すると、今まで優しかった西村くんが
いつも助けてくれたのも、
私に不安を取り除いてくれてたのも、
今の私を作ってくれたのも、
全部全部全部駿くんだ
私、守られてばっかり、
そう言って、西村くんはそっと抱きしめてくれた
そして、
そう言ってくれた
私はすぐに駿くんの所へ向かった
もう守られるだけの私じゃない
待ってるなんてできない
私が駿くんを救ってみせる
私が駿くんの逃げ道になる
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ニシタクになりました!
コメントありがとうこざいますっ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!