第26話

Story.25
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2021/02/12 12:34
道枝 Side
あなた
好き、、
その言葉の理解に時間はいらんかった






あなたが俺を好いてくれている








すごく嬉しかった











でもきっと俺は泣かせるかもしれない







あなた
ご、ごめんなさい、
あの、えと、わ、、忘れて、ください、、
道枝駿佑
道枝駿佑
え、




そういうと泣きそうになりながら、




あなたは化学準備室を出ていった






なんで、俺、そんな、




道枝駿佑
道枝駿佑
忘れられねぇよ、、






あの言葉をなかったことにしたくなくて、





俺はすぐに教室に向かった







でもあなたはいなかった






道枝駿佑
道枝駿佑
あなた、
高橋恭平
高橋恭平
ずっと帰ってこんのよ




明らかに不機嫌な高橋がいた






高橋恭平
高橋恭平
つか、道枝と一緒なんやないん?
あなたと何してたん
道枝駿佑
道枝駿佑
別に、
高橋恭平
高橋恭平
そんなに隠したいんや
道枝駿佑
道枝駿佑
…なにが、





すると高橋は低い声で









高橋恭平
高橋恭平
お前が化学準備室でしとることや





見てたんや




まぁそうよな、










でもなんでお前がそんな怒ってんの










道枝駿佑
道枝駿佑
やから別に関係ないやろ
高橋恭平
高橋恭平
関係あるに決まっとるやろ!!





大声で胸ぐらを掴んだから、






クラスのやつらが俺たちを見た










道枝駿佑
道枝駿佑
なに??あなたのこと好きなん?
高橋恭平
高橋恭平
そうやけど



胸が苦しくなった






高橋恭平
高橋恭平
お前が城ちゃんと出会う前から俺は好きやった
高橋恭平
高橋恭平
城ちゃんを傷つけんな言うたやろ
道枝駿佑
道枝駿佑
女たらしの遊び人がよう言うな
高橋恭平
高橋恭平
っ、もう俺はあんなことせん
だからお前は城ちゃんに二度と近づくな
道枝駿佑
道枝駿佑
いや
高橋恭平
高橋恭平
は、お前、
道枝駿佑
道枝駿佑
好きやった時期が長いからってなに
量やなくて、質やろ
道枝駿佑
道枝駿佑
絶対あいつは渡さんから




何偉そうなこと言うてんねやろ





でもあいつを渡さんって言うのは本気







やっとわかった












俺は






















道枝駿佑
道枝駿佑
あなたのこと好きやから


もう誰にも渡しはしない

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