第80話

Story.73
5,022
2021/04/07 06:12
移動教室で、化学準備室を通る度思う



待ってるだけじゃだめなのかなって



私だって駿くんと、、



駿くんと、、き、き、///




あなた
だめだめ!!そんなこと言ったら引かれちゃう、!
西畑大吾
西畑大吾
そんなことってどんなこと?
あなた
うわ!!!西畑くん、
西畑大吾
西畑大吾
そんな驚かれるとは思ってなかった‪w
あなた
ご、ごめん、‪w
西畑大吾
西畑大吾
んーん
んで、大丈夫?なんか考えてそうやけど
あなた
え、いや、なんでもないよ
西畑大吾
西畑大吾
んー、あなたちゃんがええなら聞かんけど


西畑くんってこういうのに察してくれるから、


助かるなぁ、、



西畑くんが去った後、



私はずっと【化学準備室】という文字を見ていた







あなた
こんな彼女いや、かな、
あなた
でも、言ってみよう、かな、


制服のポケットから携帯を取り出し、



トークを開く




その相手は






赤城
駿くん


常に携帯をいじっているのか、


すぐに既読がついて、



みちえだ.
みちえだ.
どした?


素っ気なそうで、優しそうな返事をくれた








あなた
ふぅ、、話したいことがあるでいいかな、
いや、でも、ちょっと違うんだよなぁ、、




考え込みすぎて、返信をするのを忘れていた





あなた
んー、なんて、言えば、


考えていると、後ろから抱きしめられた




あなた
へ、?

後ろを見ると、


駿くんの顔がすぐ近くにあった



あなた
え、駿くん、?!
あなた
なんでここに、
道枝駿佑
道枝駿佑
なんでって、既読ついてんのに返信せんから、なんかあったと思った


だから、少し息が切れてるのか



荒い息が耳に当たってこそばゆい




あなた
ごめんね、ちょっと考え事してて、
道枝駿佑
道枝駿佑
そうなん、?
なら良かったけど、
道枝駿佑
道枝駿佑
あぁ、安心した
他の男に捕まっとるかと思ったから、
 
そう言うと駿くんはその場でしゃがみ込んだ




わざわざ走ってくれたんだ





また駿くんへの好きが増して、




私は駿くんの前にしゃがみ込み、





あなた
やっぱり駿くんが1番好き



キスをした





道枝駿佑
道枝駿佑
は、なんなん、まじ、///
もうー、///


顔がぽっと赤くなって、



必死に顔を隠す駿くん




可愛いな





あなた
駿くん
道枝駿佑
道枝駿佑
ん?
あなた
放課後、化学準備室



そう言うと、駿くんは微笑んで



道枝駿佑
道枝駿佑
待ってるから







そう言ってくれた

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