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第11話

雪に願いを(HAPPYEND)
私はまた病院の廊下を走った

多分人生で1番走ってる

でも全然辛くない

だって1番大切な人に

大切な望に

1分でも1秒でもはやく逢いたいから
あなた

ハァハァ…

あなた

望!

あなた

私、思い出したよ!
一緒に水族館行ったよね!
あの時のマグカップ望がサプライズで
お揃いの買っててくれて
ほんとに嬉しかった!

あなた

お願い目を覚まして!
これからもずっと
一緒に生きていきたいよ!

あなた

望とじゃなきゃ嫌だ!

私は望の手を握りながら

必死に語りかけた

一滴の涙が頬を伝って

望の手に落ちた

その瞬間

望が手を握り返した気がした
あなた

望!?

あなた

私だよ!
あなただよ!
全部、全部思い出したよ!

また色んなとこ行こうよ!
楽しい思い出作ろうよ!

あなた…?
あなた

望!!!

思い…出したのか…?
あなた

全部思い出したよ!
なんで、
なんでこんな馬鹿なことするの…

俺…
生きてるんだよな?
これ夢じゃないよな?
あなた

夢なんかじゃない!
望が助かって良かった…

俺…
なんて馬鹿なこと
したんやろうな
あなたが記憶を取り戻すまで
絶対支えるって言ったのに
あなた

ホントだよバカ!

ギュッ
あなた

生きててよかった…

あなたが記憶を
取り戻してくれて
よかった