第33話

第33話 馬車に乗って
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2021/07/03 15:00
しゅうた
で、どうする?
 また動き出した馬車の中で最初に口を開いたのはしゅうただった。
こうすけ
どうするもなにも、どうしたら良いか考えないと
かつなり
神を監禁なんて大罪やで?
ふみや
だけど、この異常な世の中がその罪を許してしまったってことだよね?
しゅうた
王都にあるうちの本家にいってみないとどうなるかわかんないけど、とりあえずなんらかの社交場に参加しようとは思うけど…
かつなり
イヤやろ?
しゅうた
そりゃあ、知りもしないレディ達が許嫁にしろって迫ってくるからね
かつなり
せやなぁ…うちみたいな田舎の貴族と違うからなぁ
しゅうた
違わないよ!
こうすけ
社交場なんて俺みたいな平民には入り込める場所でもないし…
ふみや
僕も無理だよ?
かつなり
俺はなんとかなるかもしれんけど…あ、しゅうた。お前、妹いたよな?
しゅうた
あー、うん。勝くんだって妹いるじゃん。
かつなり
まぁ、良い事思い付いてん
 かつなりがニヤリと笑ってこうすけとふみやを見る。
かつなり
身長は大きめだけど俺たちよりは小さいし…
こうすけ
ちょっと待って、なんか嫌な予感するんだけど
しゅうた
あー、なるほど。良いかもしんない
ふみや
えっ、まさか
 かつなりとしゅうたはニヤリと笑って頷いた。

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