私は、早く高校を卒業したかった。
だって…
私たちは電話を切った。
卒業したら、壱馬と…
卒業式が、始まった
周りに聞こえないくらい小さな声で話した。
そして卒業式は終わった。
晴美と会えなくなるのは辛いけど、それと同じくらい、
壱馬と一緒に住めるのが嬉しくて嬉しくてたまらなかった
家に帰ってしばらくしてから、そう連絡がきた
え…っ?!
ほんとに?
どうしよう…
緊張してきた…
そしてチャイムがなった。
わたしが引っ越すのは明日。
今日は簡単に荷物をまとめた
もちろん、壱馬と一緒に。
壱馬に、まとめてたアルバムを見られてしまった…
壱馬と一緒に住むのが楽しみになってきた!
壱馬が帰った後も荷物をまとめて明日に備えた。
そして、次の日…
私は家を出て壱馬と約束をしていた場所に行った。
しばらく歩いてたら、壱馬が急に立ち止まって、
わたしもなんか照れてきた…
そして家について、
荷物を部屋に運んだときに、あることに気づいた…
それは…
3人の同居生活が始まりました…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!