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第19話

路線変更 ❶
5,042
2018/01/31 09:45
jimin ☓ Jin
(Jin攻め/jimin受け)



《jimin目線でいきます ~ 🦔🏳️‍🌈》
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ガララ。


JM「おはよう!」

皆「おはよー」





またいつも通りの日々。

つまらない。




退屈でしょうがない。







カタン。

席につく。




TH「お、今日は早いじゃん。」

JM「僕だっていつも寝坊するわけじゃないよ笑」

TH「へぇ、、、笑」




「きゃー!ジニヒョン!!これもこれも!!!」

「まって、私が先!!」

「ちょっと、どいてよ!!!」




外でガヤガヤうるさい。



ちらっと教室の窓から除く。


JN「そんなに皆慌てないで。全部いただくよ。」

女子「きゃー!!!!」




あれ、ジニヒョン…?


学校1イケメンって有名な…。







TH「ジニヒョンじゃん。相変わらずモテてんなぁ。」


僕に肩を回しながらテテが言う。


JM「なにしたらあんなにモテるんだろうね笑」

TH「さぁー、知らねぇ。」




そう言って自分の席で寝てしまったテテ。


テテも相当モテる。




僕達は高校1年生で、今は二学期だ。

ジニヒョンの存在は前から知っていた。




とても有名で、

モデルをやっている、という噂もたっているほど。



女子「テ、テヒョン君!」

TH「…あ?」



明らかに眠りを邪魔されて不機嫌そうに答えている。


女子「えっと、これ、、貰って、!」


TH「…ん。」


女子「へ、返事は今度でいいから!!」




足早にクラスの女子が戻って行った。




JM「…お前すごいな。」


TH「ふぁ ~ 。何が?」


JM「いいや、なんでもない笑」





こんなことは日常茶判事だ。


毎日のようにこの光景を見ている。

もう慣れたし、テテと僕は釣り合わないってことも分かっている。




それでも、テテは僕と一緒にいてくれて。
感謝しかしていない。







ガララ。

JN「ねぇ、このクラスにパク・ジミンって人いる?」



え、なんだ。



話したこともない人が僕に用事…?


しかもジニヒョンじゃないか…。

何が起こるか分からなくて、
あたふたしてしまう。



女子「え!?ジニヒョン!!!」


JN「ふふ、こんにちは。ジミン君は?」


JM「あ、僕です、!」



ガタン、と席を立ってヒョンの元へ向かう。




JM「な、なんですか?」

JN「ちょっと話したいことあって。来てもらえる?」

JM「はい、、。」






なんだろう、話って。


てか、廊下歩くだけで、この人はこんなにも目立つものなのか?




女子からも男子からもめっちゃ声かけられてる…。

人気者なんだな…。いいなぁ…





JN「あ、ここだよ。」


着いたのは生徒会長室だった。


JM「あ、、そっか。」


ジニヒョンは生徒会長で、

お父さんは理事長、という、

完璧な人だった…



JM「し、失礼します…。」


JN「うん。」





ガララ。ガチャ、!



え、鍵かけた?

後ろを振り返る。



JN「とりあえずそこに座って。」

JM「失礼します…」



高そうなソファに腰掛ける。




JM「あ、あの、話って…」

JN「あぁ。」

JM「???」

JN「僕さ、」



ゴクッ。



JN「君のこと好きなんだよね。」






…はい?????







JN「そんな戸惑わないで笑」

JM「いや、戸惑いますよ、!だって、えぇ、、、?」



話したこともないのに…



JN「話したことないのにどうして?って顔してるね。」


JM「…!?」


JN「ふふふ。僕は結構前から君のこと知っていたよ。有名だから。」


JM「え、そうなんですか、?」


JN「うん。ここは芸能界に行くための近道みたいな学校だろう?それで、今年の1年でずば抜けてダンスが上手い子がいるって聞いてて。」



JM「…」




JN「それが、ジミンくんだよ。」



JM「そ、そうなんですか…。」




どうしよう、すごい嬉しい。


そんな有名ならもっとみんな褒めてくれたってかまわないのになぁ…。



JN「で、ずっと気になってて、それで、一目惚れした。」


JM「っっ、!?」


JN「まだへんじとかいいよ笑 ちゃんと僕のこと知ってからして欲しいし。」

JM「はい…。」



良かった、


ちゃんと考えられる時間をくれた。






JN「でさ。」

JM「あ、はい。」

JN「今度の後夜祭の自由参加の出し物あるじゃん。」

JM「あ、はい。毎年クオリティ高いダンスで競うってやつ…。」

JN「そう、それ。それで、僕と組まない?」








JN「…はい??」







JN「ふふっ。明日の放課後までに僕のとこきて。じゃあ。」





ヒョンは立ち上がって、

ドアの前へ。







JM「ま、待ってください!」


JN「ん?」


JM「僕なんかでいいんですか?」


JN「いいに決まってるじゃないか。じゃないとこんな所に呼ばないよ。」




JM「そ、そうなんですか…」




ガララとドアを開ける。



JN「あ、そうだ。」


ヒョンの口が僕の耳元に近づく。




JN「ここ入れたの、君が初めてだよ。」



JM「えっ、、、?」



JN「じゃあ、また明日。」




ガララ、ピシャン。



ドアがしまる。









ズルルとドアに倒れかける。



JM「え、、えぇ ー!!!!!!」









高校生活は、


もっとキラキラしていて、


素敵なものだと思っていた。








だけど、今回は男に好かれてしまった以上、


今までの路線からズレてしまったらしい。







……To be continued
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また続きます ~ 🦔🇰🇷

長くなりそうな予感しかないですが、

よろしくお願いします ~ 🐥🐥


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