北人母「あなたちゃん~!夜ご飯食べていく?」
下から北人のお母さんの声が聞こえてきた。
時計を見ると、もうすぐで7時になる時間だった。
私はかばんを取って、北人の部屋を出た。
北人の部屋を出た瞬間、再び北人の部屋に戻って顔をひょこっとさして、
そう言って、下に下りた。
下に下りると北人のお母さんが玄関の所にいた。
私は帰ることを伝え北人の家を出た。
北人side
あなたが部屋を出てすぐ戻って来たから忘れ物かなと思ったけど…
あれは、反則でしょ…/////
俺は、あなたが帰ってからずっとベッドでギャーギャー言っていた。
北人母「北人~ご飯~」
下からの声も気付かないまま。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!