第321話

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2023/04/11 11:13






純喜が抱きしめてくれる温度は、
誰のものとも違う。







純喜は私のことを好きだと言った。




私は彼の気持ちをずっと前から知っている。。。
























でもそれからもずっと
「幼なじみ」のようにそばにいてくれた。







好きって気持ちを微塵も見せずに、
常に私に寄り添おうとしてくれた。



























「ギュッ...」























私は純喜の背中をゆっくりと抱き締め返した。






















じゅんき
じゅんき
…………………それでええねん………






純喜は私にしか聞こえない声でそう言った。















あなた
………………うん……………







私は純喜の胸の中で小さく頷いた。



















「これでええねん。」

















その言葉を聞いて、
私は純喜を頼って本当に良かったと思った。
























じゅんき
じゅんき
………これだからあなたの隣からは引っ越されへんねんwww




私を抱きしめながら、純喜は高らかに笑った。







あなた
……………すいませんねぇ(グスッ)





涙は止まっていたけど、
鼻水はサラサラサラサラ流れてくるw










じゅんき
じゅんき
いやw俺やねんwww





そこで純喜は私から離れた。







そして私と純喜は顔を見合わせた訳だけど………







やっぱり純喜も泣いていた。











あなた
??



純喜が泣いていたことは、
私は静かに飲み込んだ。






じゅんき
じゅんき
俺さぁ~…結構あなたが辛いんわかんねん………俺もそうやから。



私と純喜はお互い泣き止んだ顔をしている。







じゅんき
じゅんき
あなたも知ってると思うけど、俺……やっぱ「元気」っていう風にしてるけど、俺もあなたみたいに結構くらったりすんねん…同じ言うたら嫌かもしれんけど、なんかわかんねん……あなたのそういう時……





純喜は人と同じようにちゃんと傷つく。

いつもニコニコしてるけど、
ちゃんと傷ついていて、
でもそれを私には決して見せない。






あなた
………たしかに似てる……ww
じゅんき
じゅんき
ちょ、真面目に話してんねんで💦
あなた
いやwごめんね?ww
でも純喜も私に絶対食らってんの見せないじゃんww本当似てるなーってwww私の前ではいつもニコニコしてる……でも純喜もくらったりしてんの本当は知ってんの……私も。純喜は「助けて」って言える人がいるのも知ってる。



純喜が「助けて」って素直に言えるのは、
彼の周りに居るメンバー。




じゅんき
じゅんき
………そやなぁ~…………
俺いつも助かってんねん、ほんま。
だから俺もあなたの……なんか……困った時とかに楽しいって思わせられるようなヤツでおりたいなぁって……






その真っ直ぐ…なにも隠さない素直な気持ち。


私の心もいつもほっっと温かくする。






じゅんき
じゅんき
でも……俺がこうして元気でおれるんは、あなたのお陰でもあるんやで。
あなた
……………私何もしてないw
じゅんき
じゅんき
いや、してんねん!それが!!ww
会った日からずーっと!
あなたは毎日笑って泣いて落ち込んで、でも真っ直ぐ前に進もうとしてるやん?
あなた
そ、、そお?w
じゅんき
じゅんき
うん!せや!!wいや、そんで!それ見てると、俺もニッコニコ笑って前向いておかんとな!って思うねんなぁ~…だからあなたにはなにも言わんくても、なにも言われんくても、ここにいてくれるだけで、なんか安心すんねん!あなたはここにおるって。




うぅ、、、、

こんなに嬉しい言葉を浴びせられまくって、
私は明日死ぬのか!?←





あなた
でも私も純喜が居ないと無理……かもw
太陽が出てなくちゃ、朝元気が出ないのと同じ。純喜は私の太陽だからさ!
じゅんき
じゅんき
え……………俺明日死ぬん?🥺
あなた
やめて!!www
さっき私もそれ思っちゃった!!wwww
じゅんき
じゅんき
あははははwww
なんかあなたがこんな素直に優しくしてくれるん、珍しすぎて俺明日死ぬんかと思ったわwwwww



いや、さらっと失礼なのよwww





あなた
じゃあもうやーめたーー😗ww
じゅんき
じゅんき
え、やめんで?w
もっと褒めてくれてもええんやで?ww
あなた
そう言われれば言われるほど、どんどん言いたいことがなくなっていく………ww
じゅんき
じゅんき
なんでやねん!!!!ww




そして私たちはケラケラ笑った。





























でもお互いの笑いがスーーっと収まった時
じゅんき
じゅんき
…………でもほんまあなたは俺にとって大事な存在やねん。




純喜は私の手をスッと取ると、
その手をじっと見つめながらそう呟いた。






あなた
………………





「大事な存在」って言葉の通り、
私の手を壊れそうなものを掴むように触る。






じゅんき
じゅんき
あなたが困るん知ってるから、俺もあんま出さへんようにしてるんやけど、こうやってあなたとゆっくり話して、笑って………やっぱええなぁって思った。。。




その目はずっと私の手を見つめていた。






じゅんき
じゅんき
……………なぁ、あなた?




そして私のことをスッと見つめた純喜の真っ直ぐな目





あなた
ん?




きっとこれは大事な瞬間だ、

私にとっても純喜にとっても。






だから私も真っ直ぐ見つめ返した。











じゅんき
じゅんき
……………………





私が見つめ返した目をじっと見つめた純喜。



















じゅんき
じゅんき
どんな形であっても…………ずっと俺のそばにおってな?








その言葉の重みを感じた。








でも嫌な気持ちは全くなかった。











じゅんき
じゅんき
どんな形でもええねん。あ、いや...ほんまは彼女とか奥さんとかやったら1番嬉しいけど...でもそうやなかったとしても、友達としてずっとこうしてそばにおって欲しい。
じゅんき
じゅんき
てか俺にそばにおらせて?





私は頷いた。


その答え以外私は持っていない。









じゅんき
じゅんき
.........うんw












純喜はそれから少しして、
明日早いからと私の部屋を後にした。
























私の心はどうしてこんなに満たされているんだろうというくらい、幸せとか温かさとかそう形容出来ない気持ちでいっぱいになっていた。


















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