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第1話

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2023/03/11 09:23



くったくなく笑ったしおんの笑顔、




あなた
…………………ずっと変わりたくない……





私はその笑顔を見て、
なぜかそう呟いていた。





しおん
しおん
…………ん?………




聞き取れなかったのか、
しおんは私を見た。









私もよくわからなかったけど、
なぜか口からスラスラと言葉が出てきた。。。




あなた
時々思うんだよね……変わりたくないなぁって。結構みんなと知り合いになった時の事とか思い出すし、あの時こんな事あったなーとかこういう事もあったなーとか忘れかけてた事とかも時々思い出したりして…w
しおん
しおん
んーwwなに?急にww




急になんだろ、、、、

私自身も不思議。





あなた
わかんないwwでもそうやって思い出す度に、いつかは変わっちゃって、あの家に誰も居なくなって、みんなもっと遠くに行って、私は結婚して子供をあやしながらみんなの活躍をテレビで観る日とか来るのかなーとか考えたりするんだよねw
しおん
しおん
なんやねんそれww

しおんはただじっくり聞きながら、
笑い飛ばすようだった。

あなた
ほんとだよねww結婚する相手すらいないのにww

ちゃっかり私結婚出来る前提で話進めてますけれども…w


しおん
しおん
いや、そこやなくて…w


しおんは笑い飛ばしていたと思っていたけど……

しおん
しおん
…なに心配になってんねんw

そう言うと私の頭を優しく撫でた。

あなた
…………今毎日楽しくてさ…誰かがこうして家に来てくれて……まったりお喋りして…みんなが集まるとわーって楽しくなって………あぁ~ずっとこうだったらいいのにって思っちゃう……


私は目の前のしおんになぜかそんな重めな話をしていた


なんでだろう、、、、
しおんの今日の雰囲気が特別そうさせるのかな?


しおん
しおん
ほんなら………んっ…



そう言うとしおんは小指を立てて、
私としおんの間に差し出した。



あなた
????




私はそのしおんの行動が分からず、
ただぼーっとその差し出された小指を見つめた。




しおん
しおん
いや、お前も出さんかいっ!wwwww
と強めに突っ込まれたので(←)
私もしおんの同じように小指を差し出した。








「キュ…」











するとしおんは優しく私の小指を、
彼の小指と結んだ。









しおん
しおん
ほな約束するわwwみんながあの家出てっても、俺はずっとあの家おるわ!wwwww結構愛着湧いてるし、あれ以上広い家住んでも俺片付け出来ひんしw


しおんは「ふははは」と大声で笑っていた。




あなた
別にそんな……大丈夫だよ💦ww



さすがにそんな約束はさせられないから、
私は慌ててその結ばれた小指を離そうとした、、、




しおん
しおん
いや、、、


するとしおんはその指に少し力を込めた。



離さないようにってしてるみたいに。




しおん
しおん
俺さぁ~wお前の「大丈夫」は信じてへんねんww




しおんは重くなりすぎないようになのか、
ずっと笑っている。





あなた
私の言葉に信ぴょう性ゼロ、、、?www





だから私も冗談みたいなトーンで返事をした。






本当はそんなしおんがただ……

「しおんだなー」って思ったのに。






しおん
しおん
んーwこういう時のはゼロやな!www
ってか……




そういうとしおんはそのまま小指を緩めて、
私のことを優しく抱きしめた。















雲を抱きしめるみたいに、
本当に優しく、、、、、








しおん
しおん
あなたってめちゃくちゃ弱いし、むっちゃ色々考える癖に、それ出さへんし……「大丈夫」って嘘平気でつくやんwww弱ってる癖にwww





全部本当のことだと思うし、
全部バレてて欲しくない事だった。







あなた
………そんなことな…
しおん
しおん
あーもうわかったわかったwwwww
わかったから一旦俺の話聞いとけwww
とバッサリされてしまったので、
一旦お口チャックしておくことにしました。

















しおんに抱きしめられてる私の体は、
まるでそこが居心地いいかのように、
そして私の心も道ずれに
その温度に身を委ねていた。








しおん
しおん
俺は知ってんで……あなたのそういうとこ。
だからここからおらんくならんから…………
やから…………変な心配すんなってこと。。。







不器用だけど、
愚直なまでに優しい。


















時々この不器用過ぎる優しさだからこそ、
私のダメなところをあけすけに出来る気がする。






綺麗なんかじゃないゴツゴツの優しさだからこそ、
私もかっこ悪い自分を出せるみたいに。。。



















「きゅっ」

















私はしおんの背中に腕を伸ばし、
その大きすぎる背中を抱きしめた。






















あなた
……………うんっ……………







私が一言だけそう言うと、
しおんは私の肩に顔を埋めた。



















しおんの顔が当たっている私の肩は
服を通じてどんどんその熱が伝わってきていた。

























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