第317話

310
1,265
2023/03/23 11:37






一瞬流れたどことなく気まずい空気、、、、、、









でもしおんは真っ直ぐるっ君を見ていた。
















るっくん
るっくん
…………………って、え!?ww
お前そんなバチバチやったっけ?www



るっ君はその気まずい空気をかき消す位、
大きな、そして楽しそうな声で笑った。





しおん
しおん
バチバチちゃいますよw
一応ね………一応…ww




しおんもそんな雰囲気に飲み込まれ、
さっきの空気感など感じさせないような
余裕のある口ぶりに変わった。














ぐぬぬ…………









あなた
……………………………ッ








こうなってしまうのが怖かった………


「私のために」なんて大層なこと思う訳じゃなく……



こんな空気になるのを、、、、


正直私は怖かった。










るっくん
るっくん
ほらぁ~~!!w
この子ほんっとこういう事でウジウジ悩んじゃうんだから~~ww



黙りこくった私に寄り添ったるっ君は、

私の頭をポンポンと叩いて、

小さな子を扱うような口ぶりでしおんに喋りかけた。





しおん
しおん
……………




しおんは何も言わなかった。。。。

でもしおんがどんな顔してるのか、

見るのが怖い。













私、、、、、

るっ君が言う通り。



なんでも考えすぎちゃって、

頭の中ぐるぐる一人で悩んで、

それで「もうやだ」ってなる人間なんだ。。。















でも、、、、

それをるっ君に見せたこともあるし、

知られてるのも知ってる。













しおんには今私とるっ君がどう映ってるのか、、、、





その瞳を見るのが怖い。

















るっくん
るっくん
………………しおん?



るっ君はしおんの名前を呼んだ。





私は呪いが解けたかのように、

そこでようやくしおんの顔を見ることが出来た。



















笑いもせずにるっ君の事を見つめていた。





どんな感情なのか、、、
わからない。








しおん
しおん
…………はい。




真面目にるっ君の呼びかけに応じたしおん。




私の知っているしおんの声だった。









るっくん
るっくん
お前さ…今日は帰りな?
俺絶対この後何もあなたさんにしないし、アプローチもせんで、お前のあと、俺もすぐ帰るから………



しおんは真面目に……
先輩の話をじっと聞き込むかのように、
るっ君を見つめていた。





るっくん
るっくん
…………今日はごめんだけど…
お前にあなたさん任せたって言えんわ…
しおん
しおん
………………………






しおんは下を向いた。










るっくん
るっくん
お前wどうせ明日も会えるだろ?ww
俺なんて今日この後すぐ帰ったら来た意味ほぼなくなるからねwwwwでもお前のそんな顔見てたら、俺も悪いなーって思うじゃんやっぱww




今度はしおんの方に歩み寄り、下を向いたしおんの頭をくしゃくしゃと乱雑に撫でたるっ君。





るっくん
るっくん
………………でも……俺の言いたいこと…
……わかるだろ?



下を向いたままのしおんに
るっ君は優しく問いかけた。















するとしおんは小さく頷いた後、、、、、


しおん
しおん
やっぱ瑠姫君すごいっすわwww
と満面の笑みで顔を上げた。






るっくん
るっくん
お前に言われてもなぁ~……ww
あんま嬉しくないんだよなぁ~…www
と仲良さそうな笑い合う2人。

















その2人を私はただ黙って見つめるしか出来なかった。
















でも私の足は何故か小さく震えていた。





















しおん
しおん
んじゃ、瑠姫君に追い返されたし………
俺帰るわ!✋ww



右手を上げて玄関に向かうしおん。





あなた
…………………あっ…………




正直、、、、、


なんでかわからなかったけど、、、、


上手く声が出なかった。













そんな私を横目にしおんは、、、、
しおん
しおん
ほなお前もはよ寝ろよ!
と軽く声を掛けるとそのまま通り過ぎて行き、
しおん
しおん
瑠姫君もマジで俺帰ったらすぐ帰って下さいよ!俺窓からちゃんと見てるんで👀www
とるっ君に変顔しながら言い残して、、、
るっくん
るっくん
怖い怖いwww
すぐ帰るって!ww




るっ君と笑いあって去って行った。



















「…………………………ガチャン…」
























るっくん
るっくん
…………………………嫌だったでしょ?



るっ君は閉まった扉を見つめていた私に問いかけた。




あなた
………………どうしたらいいのかわからなくて…



私はありのままを答えた。





するとるっ君は私の手を握り、
お互い向かい合うような形でお互い座り込んだ。





るっくん
るっくん
………俺さ…こういう事からもあなたさんの事守りたいんだよね。。。



るっ君は諭すような私に話し始めた。




るっくん
るっくん
たぶんあなたさん……俺らが仲良くしてるのが好きだよね?


私はるっ君を見つめたまま頷いた。




るっくん
るっくん
…………でもさ…やっぱりみんなあなたさんを大事に思ってて、もっと一緒に居たいっていうのは同じなんだよ……俺ら。


難しいことを説明するみたいに、
ゆっくり私に喋りかけるるっ君。



るっくん
るっくん
だから……いつかどこかでこうなるっていうのはなんとなくわかってたでしょ?



私不安そうな顔していたかな。。。

るっ君はすごく心配そうな顔をしていた。



あなた
……………………うん。



本当はるっ君の言う通り、、、、

こうなるのが怖かった。




るっくん
るっくん
…………でもまだあなたさん……処理出来ないと思うんだよね。。。



るっ君の喋るトーンに、

私はすべてを委ねてしまっていた。




あなた
…………………………うん…………




本当にその通りだったから。





るっくん
るっくん
だから俺とかがこうして守りたいって思うけど……




そこで私の手を握って来たるっ君。。。。




るっくん
るっくん
俺もさ………もう隣居ないから…………
すごく寂しそうな声







るっくん
るっくん
…………だから……処理出来なくなりそうになったら「また明日話そ」って投げ出しちゃえばいいから。





なんだか、、、、、

そのるっ君が握った手が、、、、

どうしてか…………すごく寂しそうだった。




あなた
…………………………うん。
るっくん
るっくん
……………でもさwまじで小2だよねwwww












え?


はぁ?













あなた
ちょ…
るっくん
るっくん
想像以上に脳内小2でびっくりするわほんっまw






さっきまでのるっ君はどこへ、、、、







あなた
いや、、、え?w
るっくん
るっくん
そこも愛くるしいんだけどなぁ~ww
でも俺しおんに俺もすぐ帰るって言っちゃったしなぁ~…wwwもう帰るわ🥺wwww



ってすごく残念そうな変顔しながら、
るっ君も玄関へと向かった。





私はそのるっ君を一応見送ろうと後に続いたけど、、、







くるっと振り返ったるっ君は、、、、
るっくん
るっくん
……………でも今日…俺来て良かったわ!
って屈託のない笑顔で言った。















私はまだ処理できていなかったけど、、、、
あなた
うんっ、、、、るっ君来て……良かった



私も笑顔で返事をしてみた。
















少々名残惜しそうだったけど、
かわいく手を振りながら、
るっ君は本当に帰って行った。






















「考えるのは明日にしよう」















私はるっ君が言ってくれたように、

考えることを今日はやめてみた。














プリ小説オーディオドラマ