第6話

過去。
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2019/06/27 12:01
ある日、とっても背の高くて歌が上手なかっこいい人がいたんだ。









あとから聞いたら、GENERATIONSっていうグループの片寄涼太って人だったみたい。











舞台にいる彼はすごく輝いていた。私もあんなふうに輝きたいな…なんて夢みたいなこと思ってた。










でも、1ヶ月後には彼のことも忘れてると思うとすごく悲しかったから、毎日書いている日記帳に彼のことを書いた。




「1ヶ月後の自分へ。片寄涼太っていうGENERATIONSのボーカルの人を忘れないで。」











この日から私はGENERATIONSというグループの存在を知り、片寄涼太という名のひとつの光を見つけた。














光を見つけたのと同時に今まであった光を失った。














さきが死んだんだ。

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