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第28話

ライバル?



ドキドキ...


どうしよう。

私、自分が思ってる以上に緊張しちゃってる。


なるべく笑顔、笑顔、笑顔...


△△から「緊張しすぎて怖い顔になっちゃダメだよ」って言われたからねっ

自分のほっぺたを両手で持ち上げて笑顔の練習をする。

ちゃんとできてるかな...


周りから見れば、靴箱で1人、笑顔の練習をしている女子なんて不審者極まりない。


だけど、そんなこと気にしてる場合ではなかった。



そのとき


《じゃーな大貴!》


『おう!じゃーな!』


有岡先輩の声が聞こえた。


もうすぐ、私は...


「よしっ!頑張れ私!」


もう1回笑顔の練習をして、頬をペちペちと叩いて気合いを入れる。


そして、声の方へ足を踏み出した。


「...有岡、!せん...ぱ、い...」


だけど



私の声は有岡先輩を見つけるなりすぐに引っ込んでしまった。



誰、なの?


先輩の隣には、スラっと背が高くて顔立ちも綺麗な女の人。


だけど、それより最悪なことが



『あれ?あなたじゃん。なにしてんの?』

その場で固まっている私に気づいたのか、思いっきり二人と目が合ってしまった。


「あ、いや...」


こんなことになるなら、聞こえてない方がよかった...


「学校に忘れもの、しちゃって...!」


『そっか。』


すると、隣の女の人が、


〈知り合い?〉

と有岡先輩に尋ねる。



先輩がなんて言ったのかは、周りの声で聞き取れなかったけど


今そんなのどうでもいい


早くこの場から立ち去りたい...っ!!


そんな思いで、1人肌寒い外に駆け出した。


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あずき
あずき
気分屋なんです。