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第1話

たくさんたべて emzm.
3,259
2019/06/16 14:47
side エーミール
ぞむ
ほら、エミさん全然食べてへんやん。
あーん。
えーみーる
えっ…あ、ゾムさん私、もう…
ぞむ
あーん、( 圧 )
えーみーる
…あ、あーん……。
如何してこうなって仕舞ったのか、事の発端は今日丁度良く、街で本を買って居たからである。

新作の本がネットで偶然売り切れになっていて仕方なく本を買いに……、

まぁそれは良いとして。

偶然ゾムさんに出会して、偶然腹を空かせたゾムさんが私を食事に誘って、偶然誰も予定が空いてなくて私とゾムさんだけで行く羽目になって…、
ぞむ
美味しい??
えーみーる
お、美味しいです…、
ぞむ
ホンマに??此処美味しいって評判なんよ、!態々予約しとって良かったわぁ~。
えーみーる
予約せんと入れないんですか、?
ぞむ
そうやねん!此処二人限定でしか入れんし、一緒に来れたエミさんはラッキーやねんで?
えーみーる
へぇ…
えーみーる
ねぇゾムさん。
ぞむ
なに?
えーみーる
私と来とって無かったら誰と来てたんですか、?
ぞむ
へ、?
えーみーる
だって、予約しとったって事は他の誰かと来るつもりしてたんでしょ?
ぞむ
え、ぁ……
こんなに偶然が重なる事ってあるんやろか。
なぁ…ゾムさん、






side ゾム
まずい、非常にまずい。いや、食事は美味しいねんけど、めっちゃまずい事になった。
ここまで入念に組み込んだのに、
遡ること数日前、エミさんが欲しいと言っていた本をネットで買い占め(と同時に古本屋に売り)品切れ状態にする。

そうするとエミさんは必ず近くの街の本屋へと行くことを俺は知っている。

だから偶然を装って飯に誘えば断らずに着いてくるだろうと思っていた。
しかし、気を抜いて予約したと口を滑らせて仕舞ったのだ。流石勘の鋭いエミさんはそこに突っ込んで来た。
ぞむ
えっとな……あのな…!
確実に今俺の顔は焦っているに違い無い。必死に隠そうとするとエミさんがこっちをずっと見てくるのだ。
その透き通った目に見詰められると何時もこうだ。嘘が付けなくなる。
えーみーる
正直に言ってくださいね。
ぞむ
う゛…、
もう、無理だ。
ぞむ
最初から、エミさんと来るつもりで予約しとった…
えーみーる
ほう、?それで?
ぞむ
本、ネットで買うん出来なくさせたん俺や…
えーみーる
ふむふむ、成程…、それから?
ぞむ
エミ、さん、と二人でご飯食べたくて、誘った…、
えーみーる
……
ぞむ
引いたよな、?、
えっと、
言葉が上手く出て来ない、アカン涙腺緩くなって駄目やわ最近。
ぞむ
ご、御免な…、ゆ、許してとは言わへんけど
えーみーる
え、許す?
如何言う意味ですか、?
ぞむ
へあ、?
えーみーる
私別に怒ってませんよ、?
間抜けな声を出して反応するとエーミールはさらに続ける。
えーみーる
寧ろ、真っ直ぐにこっち向いてくれてるみたいでそういうの可愛いくてええと思いますよ。
なんて優しく微笑んでくれた。
ぞむ
っ…、//
胸がきゅう、っと苦しくなって顔が熱くなるのを感じた。
えーみーる
え、ゾ、ゾムさん…?
心配そうに顔を覗き込んでくれるこの人が好きだ。
ぞむ
なんでもない。これ俺が奢るから沢山食べてや!
えーみーる
え゛っ、
ぞむ
優しいエミさんなら食べてくれるよな、?
えーみーる
食べます、、
ぞむ
ふふふ、嬉しいわ、!
沢山食べてや!エミさん。






















side エーミール
































さて、そろそろ食べ頃ですかね。


✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃


はい!って訳で短編集初めは私が1番好きな(死ぬほどマイナー)emzmかかせてもらいました~~!!きゃー!どんどんぱふぱふ(古)

ほんとね、ぞむえみ好きさんは沢山いるんですけどね??

エミゾム好きさんに未だ出会ったことが無くて悲しい。

エミゾム美味しいよ!?ほんと表では尻に敷かれてるエミさんだけど裏では『 お仕置きですね、』とか言ってたら美味しいよ!?ねえ!?(黙)

あっ、うん。とりあえずエミゾム好きさん居たら語りたい死ぬほど語りたい。
あっリクエスト随時受付てます。

前のアカウントの分も地道に消化していくので良ければ前のアカウントの小説も少ししかないけど読んでくれたら嬉しいなぁ…なんて思ってたり無かったりしてます、


あっ、では!このへんで!

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