第45話

リク*鬼滅の刃*煉獄杏寿郎
1,863
2020/03/12 03:00
いや!!お休みいかがお過ごしですか!!


お休みと言えば…皆さん一緒に。せーの!


コロナタヒね!!!


…揃いましたかね?


と、そんなことよりも今回はリクエスト、


鬼滅の刃より、煉獄杏寿郎様です!!


そして、今後のネタバレを含みます。


苦手な方は申し訳ないですがバックお願いします。


それでは夢小説、今回もお願い致します!




『貴方に伝われこの気持ち』





私は、とある方の継子である。


その方とは…
煉獄 杏寿郎
…?あなた!ここに居たか!
あなた
師匠!はい、どうされました?
炎柱、煉獄杏寿郎様だ!!


カッコ良くて、強くて、何より、私の恩人で。
その理由もあって、私は鬼殺隊に入り、


煉獄さんの元で継子になることが出来た。


体質も呼吸に合っていて、


どんどん型が使える様になるのは、


師匠に近付けた気がして嬉しい。
煉獄 杏寿郎
いや、何。宇髄から芋羊羹を頂いてな!羊羮が好きなあなたもどうかと思ってな!
あなた
良いんですか!?
煉獄 杏寿郎
勿論だ。
私は、木刀での素振りを止め、


木刀を近くに立て掛け、縁側へと座る。


そして当然の様に隣に師匠が座る。
煉獄 杏寿郎
ほら。
あなた
わぁ…!頂きます!!
優しく微笑みかけてお皿を渡してくれる。


そして、私も師匠も一口。
煉獄 杏寿郎
うむ!!わっしょいわっしょい!
あなた
く、口の中に入ってすぐ溶ける…
見た目も綺麗ですね…!
煉獄 杏寿郎
そうだろう!宇髄は見た目が気に入ったから買ったと言っていたぞ!
あなた
あぁ…なんか目に見えます…(笑)
煉獄 杏寿郎
わっしょいわっしょい!
パクパクと食べていく師匠の姿は、


どこか子供っぽくて、可愛らしくて、


鬼を斬る時と差がありすぎて…惚れますわ…。
煉獄 杏寿郎
ごちそうさまでした!!
あなた
美味しかった…!
まだ口の中に残るお芋の甘さに浸って笑っていると、


師匠はこちらを見詰めた。
あなた
し、師匠?私何か付いてます?
煉獄 杏寿郎
…いや、その…な。
あなた
??
煉獄 杏寿郎
次の任務、決まってな。
あなた
そうですか…頑張ってください…!!
煉獄 杏寿郎
あぁ、それもそうなんだが。
煉獄 杏寿郎
被害が大きく、何人ものの人がとある列車で消えている事件でな。
煉獄 杏寿郎
柱である、俺が行くことになってな。
あなた
そ、そんな…まさか…
煉獄 杏寿郎
十二鬼月の可能性が高いそうだ。
ヒュッと、喉が鳴る音がした。


固唾を飲み込み、一気に寒気がした。
あなた
……師匠。
煉獄 杏寿郎
うむ、どうした?
あなた
必ず、帰ってきてくださいね!
私は、まだまだ未熟者だし、
あなた
それに、それに…
あなた
帰ってきたら、
お伝えしたいことがあります。
あなた
だから、お願いしますね。
必ず、勝って、滅して。
あなた
いつも通り笑顔で帰ってきてくださいね!
声が、震える。


目の縁は熱くて、今にも涙が落ちそうで。


何より助けることの出来ない自分が悔しくて。


それでも、師匠は、明るく笑って、
煉獄 杏寿郎
……あぁ、勿論だ。
何を心配することがある。
煉獄 杏寿郎
私は君の師匠だ。あなたが心配だから、
あなたが大切だから。
煉獄 杏寿郎
必ず、戻るとも。
あなた
約束ですよ…!!
煉獄 杏寿郎
それは…必ず守ろう。



だけど、





その約束は、果たされなかった。



師匠が、帰ってきた時には、もう、


太陽のように明るい笑顔は無くなり、


いつも暖かい体温も、


冷たくなっていて。


『必ず』って、『勿論だ』って…


言ったじゃないですか…


涙が、止まらなかった。


数日経っても、受け止められず、


何度自分の頬を叩いたか。


何度自分に強く言い聞かせたか。


それでも、今は。


諦めない。


師匠の代わりに無惨を討ち、


そして、来世。


また貴方と出逢うことが出来たなら。


約束した、伝えたかった言葉を。


貴方に送りますから。






END

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