第52話

リク*文スト*江戸川乱歩(1)
2,276
2020/04/30 06:00
はい、こんちわっす!


いやはや…コロナ野郎の猛威が思った以上に…


やばいっすよね。


受験なんでほんと他人事じゃないんですよ…


と、いうのはさておき。


今回文ストで乱歩さん!夢小説ですね!


文ストしばらくノータッチですが…


頑張りますね、よろしくお願いします!







『僕に不可能なんてことは無い…筈。』


突然だけど、僕には好きな人がいる。


其れは、探偵社のあなた。


異能力は無いけど、普段は雑務と掃除をしている。


何で好きになったか?


そんなの、一目惚れだよ。


可愛くて、美しくて、過ごす日々が長引けば、


優しい所とかが見えてきて。


もうそこからは、毎日。
江戸川 乱歩
あなた~、ここの書類にサインして?
あなた
え、何ですか乱歩さん。
って、この書類…婚姻届ですよね?
江戸川 乱歩
そっ!良いでしょ?
あなた
乱歩さん、もう少し悩みましょう。
私では貴方を不幸にしますから。
江戸川 乱歩
悩まない~毎日言ってるでしょ、
あなたが僕は本当に大好きなの。
あなた
そうですか、あ、乱歩さん、新しいラムネ冷蔵庫に入れておきました。
あなた
あと駄菓子も、どうぞ。
江戸川 乱歩
わぁーいっ!まぁこの僕が礼を言わないこともない~!
あなた
ふふ、そうですか。良かったです。
ハッ、いや、これは、別に。


僕が手玉に取られたとか、そんなんじゃない。


僕は天才異能力者だよ、其んなことある筈無い!
僕に、不可能なんて文字は無いのに。


何故か彼女だけは、落とせない。


僕が子供っぽいから?


あなたは、どんな人が好きなのかな。
谷崎 ナオミ
───さん、乱歩さん、乱歩さん!
江戸川 乱歩
気付けば僕の周りにナオミと太宰、敦が居た。
谷崎 ナオミ
あぁ、やっと気が付きましたわ!
江戸川 乱歩
??何か僕に用?
中島 敦
乱歩さんに話し掛けたら返事がなくて、心配したんです…!
江戸川 乱歩
あぁ、ごめーん。
太宰 治
おやおや、乱歩さんも考え事かな??
江戸川 乱歩
うるさいぞ太宰~。
別に良いだろ、考え事あったって。
太宰 治
其れは…あなたのこととかですかね。
鋭い目をして、あたかも知っていたような口振りで。


相変わらず生意気な奴だよ。
江戸川 乱歩
………うん。
谷崎 ナオミ
まぁ!!甘い恋の予感がしますわ…!
中島 敦
えぇっ!?恋!?
太宰 治
えー?敦くぅーん?
気付かなかったのぉ~??
中島 敦
いや!気付きません初耳です!
煽ったつもりが素直に返され落ち込む太宰。
江戸川 乱歩
ねぇねぇ、僕って格好いいよね。
谷崎 ナオミ
はい!勿論!
まぁそうだよね、てか即答は一寸困る。


それと、もう一つ。


心に隠しておいたやつ。
江戸川 乱歩
あなたは、僕のこと…嫌いかな…。
太宰 治
…!?!?
谷崎 ナオミ
どどどどどうしましたの乱歩さん!!
中島 敦
こ、こんな乱歩さん初めてですよ!
そんなに落ち込まないで下さい!
太宰までもが、雷に打たれたように驚く。
江戸川 乱歩
…だって、僕…
谷崎 ナオミ
…乱歩さん、乱歩さんはあなたさんの笑顔を素敵だと思いませんか?
ナオミは、優しい目で僕を見た。
江戸川 乱歩
うん、凄く可愛い。
谷崎 ナオミ
その笑顔を、この前駄菓子屋に寄ったとき、お菓子を手に取りながら、
谷崎 ナオミ
乱歩さんのことを考えて、
笑顔でお買い物をしていましたの。
あなたが、僕のこと、考えて──────。
中島 敦
そうですよ!それに、本当に嫌いなら、会社ごと辞めています!
江戸川 乱歩
…有り難う。それと、
江戸川 乱歩
太宰、余計なことはしなくていいからね。
太宰 治
おやおや、見破られていたのですか。
江戸川 乱歩
当ったり前でしょお?
谷崎 ナオミ
ナオミも乱歩さんとあなたさんのこと、
応援致しますわ!
中島 敦
あ、ぼ、僕もです!
太宰 治
ふふ、私も応援させていただくよ。
江戸川 乱歩
だね、僕に不可能なんて文字は無い!






続く

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