どうも。あなたです。
ただ今、少し大変なことになっています。
大学が終わり、今は私の部屋に成美と2人でいるんだけど...。その成美がすごい顔をして迫ってきています...。
そりゃそう思うよね...。ずっとつきまとってくるし、なにかと好きだと言ってくるし、なんか気にかけてくるし変じゃないと思う方がすごいよね...。
成美には言っといた方がいいのかもしれない。応援する立場だしね。
成美は白黒して固まっている。あー。もうちょっとオブラートにつつんだ方が良かったかな?
成美は慌てて口をおさえた。それからまた私に詰め寄ってくる。
私は今に至るまでの経緯を話した。
私は思わず頭をかかえる。今日、桃園さんをおいていったことでより桃園さんのしつこい度が増した気がする...。
間違ってはないと思う。実際そんな感じだし。
成美は青い顔をしている。
成美はまだどこか申し訳なさそう。本当にいいんだけどな...。逆にこっちが助かるんだけど...。
私がいきなり大声を上げたからか成美はキョトンとしている。自分でも正直びっくりだ。
もう一度キッパリと言う。勘違いだけは本当に困る。
成美の表情が戻った。良かった。分かってくれたようだ。
私はイタズラっ子みたいな笑みを浮かべながら成美を見る。突然のことに成美はこれまた慌てていた。
慌てる成美をどうにか落ち着かせる。
我ながらいい発想!私、恋愛相談向いてるんじゃない?w
だって私と話しているときだって話題が尽きる様子はなかったし、結構誰とでも話せるみたいだしね。第一、中学の頃モテてたし...。
なんか小学生に戻ったみたいw。成美は小学生低学年の子みたいに心が綺麗だからこれぐらいがちょうどいいよね!
項垂れる成美。また弱気になってるし...。
というわけで!今週の日曜日はショッピングです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!