へよんside
私は作戦実行することに決めた .
自分を守りたかったっと言う理由が大きい .
他にもいろいろあるけれど .
どうやったらあなたを陥れられるのか
よく考えた . やっぱり小説に出てくる
あの作戦でしょ .
あんなの 失敗するに決まってると
読んでいた時は思っていたのに 、
その作戦に頼るとは ... 私も相当な馬鹿だ .
そんなことを思いながら
いつも通り 朝ごはんを食べにリビングへ集まる .
ガチャ
毎日 みんなよりも早く起きている
じんおっぱとあなたがいた .
ドアの向こう側から声を整えてきたのに
意味が無かったので 、 少し落胆 ...
というより、あの優しそうな笑顔を見て
決して悪くないあなたに罪を擦り付けても
いいのだろうかという不安が脳裏をよぎる .
「いやいや、これでこれからの生活は楽しくなる」
と私は若干言い聞かせるように頭を振った .
2人に疑われないように 通常運転で .
あなたは「裏切り」という言葉さえ知らない
新生児のようだ . これから裏切られるのに .
そんなあなたを見て心の中で嘲笑う .
でも
自分でも解らない .
これが自分の未来を支える道なのかどうか ...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。