第13話

10時
498
2020/03/07 02:24
佐藤 side




俺が楽屋に入ると、

風磨くんは、ソファに座ってグミ食べてて、
健人くんとマリウスはオセロしてて、



菊 「ぉ、勝利ぎりぎりセーフじゃん!」

中 「よしっ、 勝ち、!」

マ 「ぅぅ、悔しい!! も1回!」





なんか、当たり前の日常なのに
当たり前に見えなくて、





菊 「、勝利 ?」


風磨くんに呼ばれて顔をあげようとした時、




ガチャ、
と 扉が開いて そうが来た。

松 「みんな急に呼び出しちゃってごめんね!!」

菊 「呼び出した本人が遅れるなよ~」

マ 「そうちゃん~ オセロ負けちゃったぁ」

中 「俺に勝つなんて100年はやい!」


ふふっ と、そうは笑い 椅子に座った。

でも、 また作り笑顔、

ねぇ、風磨くん、健人くん、マリウス、
気付いてるよね、?















松 「話、なんだけどさ、」

そうが真剣な顔で話し出して、
俺らも定位置に座った、


松 「実は、23日のヒルナンデス出れなくて、」

中 「ぇ、」

マ 「そうちゃんどうしたの?大丈夫?」

菊 「ぁ、今みんながtwitterでお前のこと胃腸炎って言ってるけど がちなん?」


松 「... それで病院に行ってきて、」

菊 「胃腸炎でs.. 松 「突発性パニック障害だった、」」


菊中マ 「....... ぇ、」

菊 「ぇ、ちょ、ごめんもっかい言って?」

松 「突発性パニック障害」

中 「パニック障害なったの?」

松 「いや、1ヶ月前から体調悪化して、それd..」

マ 「悪化 ってなに、?」

松 「ぇ、」







もう みんな 泣いてて、 風磨くんは堪えてるけど、 もう溢れちゃってて、








松 「ごめん、1年前から ちょっと体調悪いな とは思ってて、」

中 「.. リペ のときも、? アルバム撮影のときも、? 24時間テレビのときも、? 」

松 「うん、」

菊 「てか、なんで勝利は黙ってるわけ、?」

佐 「.. ごめん、カラクリの時から知ってた、」

菊 「はぁ、なんで言わねぇんだよ、お前が言ってたらいm..」


風磨くんに胸ぐらを掴まれて、
でも、俺はそれに反抗する すべもなくて、

松 「俺が、お願いしたの、だからそれでいいの、離して、」


風磨くんは胸ぐらを離して椅子に座った


中 「てか、なんで言わなかったわけ?」

松 「... まだアイドルで居たかった。
Sexyzoneの松島聡で居たかった。
この居場所を失いたくなかった。。」


初めて聞く そう の本音、
そうはずっと sexyzoneの松島聡なのに、
そうの場所はずっとここなのに、



菊 「松島はずっとアイドルだよ、ずっとsexyzoneだよ、お前の居場所はずっとここだよ、無くなるわけないじゃん、俺だけじゃなくて、中島も勝利もマリウスも思ってると思う。」

マ 「そうちゃんの場所はここだよ、」

中 「無くなるわけないじゃん、」

佐 「ねぇ、知ってる、?」
「Sexyzone って5人組なんだ」



風磨くんが 、今年の liveで言った言葉。
当たり前だけど、当たり前じゃない。


松 「.. ありがとう、でも、」

菊 「忘れたのかよ、 2017年5月7日、」


、それは 俺らの5周年のLiveで、
オーラスで、 ファンのみんなが
会場を赤い薔薇でいっぱいにしてくれて、


松 「...」

菊 「俺は5人じゃなかったら、5周年は迎えられなかったと思う。もちろん6周年も、」

「中島、勝利、松島、マリウスがいたから、ここまで来れたんじゃん。簡単に居場所なくなるとか、言うなよ 」


そう言って、風磨くんは涙を流した。

中 「松島大っきいから、いっぱい空けとくよ 、」

マ 「、そ、うぢゃん、ぢっゃっいよ」

松 「みんな、 、ありがと う、」
「だから、明日から活動休止、します」
「でも、絶対戻ってくるから!!」

佐 「そうはそうのペースでいい。焦らなくていい。そうの場所はここだよ。なくなんないよ、ずっとあるよ、だから、今は休むことを考えて、」

菊 「そうだぞ、焦んなよ、」

マ 「そうちゃんのペースでね」

中 「こっちは心配ないから、」




















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