佐藤 side
俺が楽屋に入ると、
風磨くんは、ソファに座ってグミ食べてて、
健人くんとマリウスはオセロしてて、
菊 「ぉ、勝利ぎりぎりセーフじゃん!」
中 「よしっ、 勝ち、!」
マ 「ぅぅ、悔しい!! も1回!」
なんか、当たり前の日常なのに
当たり前に見えなくて、
菊 「、勝利 ?」
風磨くんに呼ばれて顔をあげようとした時、
ガチャ、
と 扉が開いて そうが来た。
松 「みんな急に呼び出しちゃってごめんね!!」
菊 「呼び出した本人が遅れるなよ~」
マ 「そうちゃん~ オセロ負けちゃったぁ」
中 「俺に勝つなんて100年はやい!」
ふふっ と、そうは笑い 椅子に座った。
でも、 また作り笑顔、
ねぇ、風磨くん、健人くん、マリウス、
気付いてるよね、?
松 「話、なんだけどさ、」
そうが真剣な顔で話し出して、
俺らも定位置に座った、
松 「実は、23日のヒルナンデス出れなくて、」
中 「ぇ、」
マ 「そうちゃんどうしたの?大丈夫?」
菊 「ぁ、今みんながtwitterでお前のこと胃腸炎って言ってるけど がちなん?」
松 「... それで病院に行ってきて、」
菊 「胃腸炎でs.. 松 「突発性パニック障害だった、」」
菊中マ 「....... ぇ、」
菊 「ぇ、ちょ、ごめんもっかい言って?」
松 「突発性パニック障害」
中 「パニック障害なったの?」
松 「いや、1ヶ月前から体調悪化して、それd..」
マ 「悪化 ってなに、?」
松 「ぇ、」
もう みんな 泣いてて、 風磨くんは堪えてるけど、 もう溢れちゃってて、
松 「ごめん、1年前から ちょっと体調悪いな とは思ってて、」
中 「.. リペ のときも、? アルバム撮影のときも、? 24時間テレビのときも、? 」
松 「うん、」
菊 「てか、なんで勝利は黙ってるわけ、?」
佐 「.. ごめん、カラクリの時から知ってた、」
菊 「はぁ、なんで言わねぇんだよ、お前が言ってたらいm..」
風磨くんに胸ぐらを掴まれて、
でも、俺はそれに反抗する すべもなくて、
松 「俺が、お願いしたの、だからそれでいいの、離して、」
風磨くんは胸ぐらを離して椅子に座った
中 「てか、なんで言わなかったわけ?」
松 「... まだアイドルで居たかった。
Sexyzoneの松島聡で居たかった。
この居場所を失いたくなかった。。」
初めて聞く そう の本音、
そうはずっと sexyzoneの松島聡なのに、
そうの場所はずっとここなのに、
菊 「松島はずっとアイドルだよ、ずっとsexyzoneだよ、お前の居場所はずっとここだよ、無くなるわけないじゃん、俺だけじゃなくて、中島も勝利もマリウスも思ってると思う。」
マ 「そうちゃんの場所はここだよ、」
中 「無くなるわけないじゃん、」
佐 「ねぇ、知ってる、?」
「Sexyzone って5人組なんだ」
風磨くんが 、今年の liveで言った言葉。
当たり前だけど、当たり前じゃない。
松 「.. ありがとう、でも、」
菊 「忘れたのかよ、 2017年5月7日、」
、それは 俺らの5周年のLiveで、
オーラスで、 ファンのみんなが
会場を赤い薔薇でいっぱいにしてくれて、
松 「...」
菊 「俺は5人じゃなかったら、5周年は迎えられなかったと思う。もちろん6周年も、」
「中島、勝利、松島、マリウスがいたから、ここまで来れたんじゃん。簡単に居場所なくなるとか、言うなよ 」
そう言って、風磨くんは涙を流した。
中 「松島大っきいから、いっぱい空けとくよ 、」
マ 「、そ、うぢゃん、ぢっゃっいよ」
松 「みんな、 、ありがと う、」
「だから、明日から活動休止、します」
「でも、絶対戻ってくるから!!」
佐 「そうはそうのペースでいい。焦らなくていい。そうの場所はここだよ。なくなんないよ、ずっとあるよ、だから、今は休むことを考えて、」
菊 「そうだぞ、焦んなよ、」
マ 「そうちゃんのペースでね」
中 「こっちは心配ないから、」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。