同じ行き先の新幹線に乗った僕と飯田。
飯田の隣に座る。
──怨念のこもった眼ェ、してるよ?
と、ワザとらしく言う
飯田は動揺したのか、苛立って早口で言う。
僕はイタズラっぽく笑っているだけで、何も答えなかった。
──まもなく保須です。
どうやら目的地に着いたらしいや
in 保須
駅で飯田とバイバイしたのはいいが、ここからが問題だ。
マップを見て事務所まで行こうとしていた。
やべぇ
完全に迷ったわ←
さっきから同じ場所ループしてる気がする…
ってかしてるな←
うん。
やっぱ人に聞くのがベストだよな!!
そう思い、周りを見回す。
黒い服とズボンに、赤いシューズ。
変装してんのかしてないのか、よく分からないトムトムを見つけた。
ちなみにフード被って赤い眼鏡かけてたよ!!
そして、あだ名で呼びあえる仲になったのだ!
突然だけど、トムトムと仲良くなった回想シーンを語っていくよ★
〜回想シーン〜
あれはね、TUTAY〇で少し値段がお安いあ〇森を買いに行った帰りだった。
と、歌いながら帰ろうとしていた。
買えてご機嫌だったからね
だってさ、〇つ森中々買えなかったんだよ!!
人気すぎて売り切れだったりお財布の中が貧しかったりね……
まあそれはもういいんだ。
買えたんだし
「にゃーん。」
路地裏の方から聞こえたぞ
(めしくれ)
今なにか聞こえたような…
(めしくれっていってんだろ)
何この猫
今どきの猫ってこんな事出来んの!?←
個性の影響か!?
「(はやくめs…)」
「(ちょ、待てよ!)」
不意打ちのキ〇タク←
何事もなかったようにスキップして逃げたぜ☆
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。