第4話

また明日
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2018/06/11 14:42
こっこ先生の家まで話しながら向かった。
「いつから一人暮らしなの?」
『忘れた』
「寂しいと思わないの?」
『思わないよ、1人じゃないもん。たまにジンオッパが来てくれる』
「そうなの?…じゃあさ、これからは僕が行く」
『おっぱがいい』
「え、僕負けたの?」
『おっぱの勝ち』
「じゃあ家教えて」
『じゃあってどこから出てきたの。今度教えるね』
「絶対ね。あ、もう着いたよ」
『はや』
「入って」
『お邪魔します』
大きくも小さくもない一軒家で、部屋の中はあまり生活感がない。



「ソファー、座っててね」


『うん』
『……………ねむ』
やばい、急に眠気が襲ってきた。
寝るな寝るな寝るな寝るな起きるんだ〇〇…



「…ん?寝たの?」
「はぁ…世話が焼けるってこういうことか。風邪ひくよ」
こっこ先生が私をベッドに運んでくれた。
運ばれてる時に目が覚めたけど、眠かったから少し甘えようと思った。
「おやすみ」
『おやすみ』
「起きてたのかよ……」
『へへ、明日ね』
「うん、明日ね」
私はまた夢の中へと入っていった。

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