グチャッ
ネチャッ
ピチャン…
エルカ・ジョンソン
ん〜♪おいしいわぁ〜♪♪
鏡見フブキ(カガミフブキ)
久々に新鮮なものを食べたわ♪
エルカ・ジョンソン
そうね〜♪
モグッ
鏡見キリカ(カガミキリカ)
……………………
エルカ・ジョンソン
キリカ?どうかしたの?
鏡見キリカ(カガミキリカ)
別に。
エルカ・ジョンソン
そう。まあいいわ。
さ、次の聖地へ行きましょう。
鏡見フブキ(カガミフブキ)
ええ。
ミネア・ジョンソン
待ちなさい。何か来る。
エルカ・ジョンソン
どういうこと…?
まさか…
鏡見フブキ(カガミフブキ)
来るって…もしかして?
鏡見キリカ(カガミキリカ)
…何が来るの?
エルカ・ジョンソン
…!キリカ、あなたにはまだ
言ってなかったわね。
この世界には、私たちを狙ってる
ヤツらがいるの。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
狙ってる…?
ミネア・ジョンソン
ヤンネール族という人々のことよ。
特殊な格好をしていて、
数十メートル先まで覇気が
伝わってくるぐらい、
強力な人物よ。油断ならないわ。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
そうなんだ…
鏡見フブキ(カガミフブキ)
ヤンネール族は、私たちの
体を欲しがるの。もし捕まった
際には、生きて帰れないでしょうね。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
そんな…!じゃあ、早く逃げなきゃ!
ミネア・ジョンソン
待て!今物音を立てれば、
奴らにバレる。今は息を潜めよ。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
で、でも…
鏡見フブキ(カガミフブキ)
いいから、言う通りにしなさい。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
はい…
エルカ・ジョンソン
いい子よ。さ、静かに。
・・・・・・。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
…なんか臭うねる!
チユラ(ヤンネ-ル族)
何の匂いだ?
キュウカ(ヤンネ-ル族)
これは間違いなく、喰人の匂いねる!
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
まあ…そう、キュウカが言うなら、
間違いないわね?それじゃあ…
殺るしかないわね!行きましょう。
バレたらまずいから、そーっと、ね。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
そうねる!頑張るねる!!
チユラ(ヤンネ-ル族)
静かに。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
は、はいねる…
_______________________
ミネア・ジョンソン
………………
鏡見キリカ(カガミキリカ)
おばあちゃん…
ミネア・ジョンソン
どうした?
鏡見キリカ(カガミキリカ)
なんか…怖くて…
ミネア・ジョンソン
無理もない。ただ今は、
息を潜めるしかない。すまないな。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
ううん、おばあちゃんの
せいじゃないよ。
ミネア・ジョンソン
…!!!…来る。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
このあたり…匂うねるぅ…
チユラ(ヤンネ-ル族)
ではこの辺りにいるということで
間違いないな。捜索開始だ。
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
…ん?これ。
チユラ(ヤンネ-ル族)
これは…喰人の落とし物か…?
さては…チッ、逃げられたか。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
待つねる。あれ。
視線の先には…
グイッ
鏡見キリカ(カガミキリカ)
ひゃっ!?
エルカ・ジョンソン
キリカ!?
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
みーっけた♪
チユラ(ヤンネ-ル族)
おうおうおう、
随分とたくさんいるなあ。
ラッキーだな。こヤツら全員、
まとめてもらってくか。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
きゃああああ!!!
やめっ…やっ。くっ…!
うぅ…
シュバッ
エルカ・ジョンソン
キリカを離せ!!!
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
む〜り〜♪♪
シュンッ
エルカ・ジョンソン
っ…!
ミネア・ジョンソン
残念だったわね。
ジュコッ
キュウカ(ヤンネ-ル族)
んぐっ!?
キュウカ(ヤンネ-ル族)
ちょ、ちょっとぉ!?
なんねるか!?これはぁ!?
チユラ(ヤンネ-ル族)
キュウカ!
キュウカは、だんだんと空へ浮かび上がっていく!
キュウカ(ヤンネ-ル族)
うっ、いやねる!やめるねるー!!
ミネア・ジョンソン
無駄だ。キリカを離してくれるなら
考えてやろう。
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
チッ。
バッ
鏡見キリカ(カガミキリカ)
きゃっ!
エルカ・ジョンソン
キリカ!!!
鏡見キリカ(カガミキリカ)
いたた…
鏡見フブキ(カガミフブキ)
今手当するわ。じっとしてて。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
ありがとう、お姉ちゃん。
鏡見フブキ(カガミフブキ)
いいのよ。
ドサッ
キュウカ(ヤンネ-ル族)
えーんえーん(><)
いたいねる…
チユラ(ヤンネ-ル族)
だいじょぶか?アジトに
帰ったらゆっくり休ませてやる。
今は休んでいる場合ではないからな。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
そうねる!今はとにかく頑張るねる!
チユラ(ヤンネ-ル族)
いい気合だな、その調子で行け。
キュウカ(ヤンネ-ル族)
おー!ねる。
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
ねーえ?あんた達の眼球、あたし達に
くれる気は無いかしら?
ミネア・ジョンソン
眼球…貴様らの狙いはそこか。
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
それかぁ、あ・た・ま♪
1番おいしいダシが取れるのよ?
眼球はそのままが1番ね!
ミネア・ジョンソン
貴様…
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
だめ〜?すっごく
欲しいんだけどぉ〜。
ミネア・ジョンソン
そこで良いと言う人が
いると思ったのか?
ヒルダ(ヤンネ-ル族)
念の為よ〜。
いるわけないじゃないの。
ミネア・ジョンソン
そうか。まあいい。
鏡見フブキ(カガミフブキ)
どう、キリカ。傷は少しでも癒えた?
鏡見キリカ(カガミキリカ)
うんっ、ありがとう、お姉ちゃん!
鏡見フブキ(カガミフブキ)
そう、良かった!
って、安心してる場合じゃないわね。
今は戦いに専念しないと。
鏡見キリカ(カガミキリカ)
そうだね。
エルカ・ジョンソン
フブキ、キリカ、
無理はしないように。
鏡見フブキ(カガミフブキ)
ええ!
鏡見キリカ(カガミキリカ)
うん!!
ミネア・ジョンソン
さあ…行くぞっ!!!
いいねして作者を応援しましょう!
第6話 再小説説明
コンテスト受賞作品
もっと見るmeiyoオーディオドラマ&主題歌 原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- ノンジャンル
少年症状 (一,二話改稿作業期間/現在1-8まで更新済み)
病(やまい) 人や動物の心や体に不調または不都合が生じた状態のことと、植物に細菌やウイルスが寄生し、腐敗や枝葉の状態が普通の状態では無くなっている状態。一般的に外傷などは含まれない。 (Wikipediaより引用) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めのチャプターの『必読』に同意して頂けた人のみご閲覧下さい。
- 恋愛
-CANDY MAGIC - ~私のオオカミくん~
学内で一目置かれるオオカミくん。 無愛想で机に伏せては迎える放課後。 クラス替えの新学期早々 罰ゲームで話しかける羽目に。 小柄なミニマム女子には長身男子が 恐怖の対象……。 とりあえず…飴あげてみる? 餌付けしたら……どうなるの? 莉月にしか見せない素顔とは…? 長身オオカミくんとミニマム女子の 飴玉のように甘酸っぱい青春ストーリー。 キャンディから始まる恋も あるんじゃない…?? 【長編予定】
- 恋愛
策士な彼女さえ、溺れる策士は誰なのか
策略を放棄した彼女に待ち受けている未来とは……。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。