第31話

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2019/08/18 13:29
あなたside




部室荒らされた事件から数日後、


ある噂が流れ始めた。



女「…あ、…あなた…部室荒らしたってほんと?…」


「え゙ ……誰から聞いたの?」


男「…んー、…しらね噂流れてきただけだし」



「そう…なんだ」






あの時言わなかったのも悪い。

あの場を上手く収めようと、反論しなかった私が。




だけど、……ここまでする必要ってあるのかな。


人の彼氏を取ったってともちゃんから言われた。


卦度、それを決めたのは及川さんだし、












よく声をかけられるようになったのは

凄いんだと思うけど、噂岳でこんなんになるとは…((



私だけはまだしも、バレー部の皆に迷惑かかってるから。


ともちゃんのせいだけど。















及「あ、あなた〜」



「あ、及川さん」



及「って、またさん付け…((
岩ちゃんは名前呼びなのに?」


なんかグサってくるなぁ

そう言いつつ、実は名前呼びしようとする自分も。



……急に名前呼びはなれないし。






そんなことを心の片隅に置きつつ、

及川さんは話を続ける。




及「…今日大丈夫だった?」


酷く心配そうにつぶやく先輩は

ふわりと頭を撫でてくる。






撫でた手は大きくて優しい。


少し安心出来た……気がする。((



「…大丈夫です。自分の身は自分で守れるんで。」



及「…あれ、今日は全然素直じゃない。」




私の言葉に先輩はつんつんと頬を突きながらはにかんだ。







「何時も素直です((」


及「そーかなー?笑」




そして頬を突くのもやめて、頭を撫でるのもやめて

今度は真剣な口で、「…俺はあなたが好きだよ」

と、変なことを言ってきた。




「っえ、……あ、私も好きです。」


及「ほんと?……って、あなたの好きと俺の好きは多分…違うね…(」




はは…と苦笑いをする及川さんを前に何も言えなかった。



及川さんの好きと私の好きはどう言う違いがあるのかも分からない。





及「……俺の好きって言うのはね…」


「……………え」





口を開けると同時に及川さんと触れるだけの口付けをした。









今、どんな顔してるか分からない。

私今笑えてんのかな。







及「我慢出来なくてしちゃった…」


頬を赤らめながら、及川さんは私との目線を外す。



私も同じように及川さんと同じ様に顔を逸らす。






暫く沈黙がつづいた。







・、












何時も観て頂きありがとうございます。

これから少し投稿が遅くなるかもしれません。

いや、遅くなります。




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これからもこの小説をよろしくお願い致します。




及「よろしくn((殴岩「よろしく!」」





及「被せてこないで!?あと痛い!」


岩「何か言ったか?」


及「………なんにもないです((」


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