あなたside
智「及川さんに近づかないでくれる?」
皆さんが練習してる時にふとこんなこと言われた((
「なんでそんな事言うの?」
まぁ、言い返したわけだけど
智もまた言い返してくる。
智「なんで?って、私好きだからよ」
えー、笑
君もう嫌われたじゃん?先輩に
「…私だって好きなんだよ、先輩のこと」
智「私の方が100%好きよ!」
はあああ、
もう言うにも疲れるからさ、やめて欲しい。
100%だなんて、そんなのどう証明出来るわけ?
智「…わかったでしょ?私の気持ち、」
「うん」
智「なら、近づかないでくれる?
好きになんないでくれる?」
「は?」
動かしてい手を止める。
大声は出さないけど、智ちゃんが言ってる意味がわかんなかった。
「好きになって何が悪いの?」
ただこの一言しか出てこなかった。
「好きになって、先輩と喋っちゃいけないって誰が決めた?…てか、智ちゃんにそんなこと言われたくない。 」
「ともちゃんに私と先輩のことを決めるだなんて出来ないよ」
ともちゃんを睨めつけ、カゴをとって先輩たちの部室へと向かう
さっきの言葉結構よかった、スッキリしたような気もする。
.
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「さーって、掃除しよっとー」
部室を開いた途端、見間違いかと思った。
こんな光景、初めてだったから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。