第3話

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2019/05/10 09:24

あなたちゃんは部活に何も入っていない感じです!


トモちゃんはバレー部で!笑




─────



智「……良い…あなた?」


「もちろんだよ。…」



プルプル……



頑張れ!トモちゃん!




智「…よ、よし…、一段階終了……」





ホッと安心し、ため息をついたトモちゃんはどうやら部活を決めたらしく

入部届けを出しに行っていた。



私達の学校は、それを部活の副部長に渡すって言うのが決まっている。



先生や、部長じゃなくて副部長。




何故なんだろうと疑問を持つが、そんなん考えていても分からないことは分からない。



「…トモちゃん、ほんとにバレー部で良かったの?」



トモちゃんはイケメン先輩の部活を1回見た事があるらしく、「私、バレー部のマネージャーになる!」など中学の時に宣言していた。







智「そういうあなたは何も入らなかったの?」



「…だって、めんどくさいじゃん…そんなの。」





どちらかと言うと運動系は見てる方が好きな私は、入部しなかった。



…じゃあ、文化部はと言うと……、


それもめんどくさいからやめた。





智「まぁ、あなたは昔っから見る方が好きだもんね!」



苦笑しながら私を見ると、トモちゃんはさっきの入部届けを出したのがほんとに嬉しかったらしく、まだニヤニヤしてる。






「…うん。…、…トモちゃんは部員のサポートとか上手いし……バレー部…向いてると思うよ?」



智「ほんと!?……卦度…、高校の部活ってさなんか大変そうだよね…」


「中学と違って…」と付け足して言う。


その言葉を繰り返しながら何故か肩を落としていた。((





「…まぁ、大丈夫だよ…?…何かあったら私が居るじゃん。」



へら、と笑うとトモちゃんは嬉しそうに私の両手を握る。

そして、お礼を言うとふにゃりと笑った。




私はそのトモちゃんの笑顔が大好きで、その笑顔を見るとどうしても無理してでも、トモちゃんの願いを叶えたくなる。





智「…ふふ…、………あ!!!!!!!」



「…!?何…、」



トモちゃんがいきなり大声を出した。

そして、指をさして「あの先輩だよ!見て!!」

と私の頭を持ってグルンっと後ろを向かせた((?







そこに居たのは、もちろんイケメン先輩。

トモちゃんの言ってた通りほんとにイケメン。



カッコイイ。











「……え、………あの人?」





智「そだよ!…カッコイイよね!」





キャーキャーと声を上げてる周りの女の子たち。

それに手を振りながら廊下の道を歩いてる先輩。


……お偉い様かよ…((



思わずツッコミを入れたくなる。



ほんとに。







智「…やっぱり、先輩ってモテるんだろうなー」




はぁ、とため息をつくトモちゃんは先輩から目を離さずじっと見詰めている。




あぁ、好きなんだな。

恋してるんだな…。



トモちゃんを見ながら思ったことはこれだけだ。











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