第4話
僕のものになってよ🐥
バンタンのマネージャーをしている私
1人ダンスの自主練をしていたジミナを送迎する為に
事務所の練習室に彼を迎えに来ていた
練習室に入ってすぐ
ポツンとその場に突っ立って
早々に切り出した私の失恋話
仲が良かったジミナには彼氏と付き合う前から
ずっと相談に乗ってもらってたから
この話をしないわけにはいかなかった
トボトボとジミナの元に足を運んで
タオルとドリンクを手渡した
タオルで汗を拭きながら
小声で呟きながら笑ったジミナ
呆れたように笑って
冷えたペットボトルのドリンクを
喉に流し込んでいる
かわいいって思ってもらえるように
いっぱいいっぱい頑張ったんだけどな…
そう思うと
さらに気持ちが落ち込んで
視線が床に落ちてしまう
沈む私を励まそうとしてくれてるのか
優しい声でそう言ってくれる
溜め息をひとつついたジミナ
名前を呼んだタイミングで
ジミナに腕を引かれ
そのまま壁に押し付けられた
鼻がつきそうな距離に
ジミナが顔を寄せ
私をその色香の漂う瞳で見つめてくる
.
.
“僕ならきみを一生大切にするのに”
ジミン【僕のものになってよ】
リクエスト作品でした🤍
🐻🐯