第35話

夏樹ちゃんの病気
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2018/07/24 07:52
私達は、急いで夏樹ちゃんの元へ向かった。
高宮佑樹
夏樹!
梨乃花
夏樹ちゃん!
病院の先生
高宮くん、来てくれてありがとう…そちらは?
私のことを見て聞いた。
高宮佑樹
…親戚です
病院の先生
…なるほど。お二人に夏樹さんの病状をお話しします。
高宮佑樹
はい
私と高宮くんは、病院の先生に連れられて、病室の外へ出た。
病院の先生
よく聞いてください。…夏樹さんの病気は…
病院の先生
虚血性心疾患です
高宮佑樹
えっと…心の病気ですか?
梨乃花
…心っていうか、心臓の病気だよ
病院の先生
その通りです。最初の発作で突然死する可能性のある病気です。
高宮佑樹
夏樹は…夏樹は死んでないんですよね⁉
病院の先生
はい。すぐに搬送されて、処置をした結果、亡くなってはいませんでした。…ですが
先生がつばをのんで言った。
病院の先生
次いつ発作が起きるか…いつ突然死になるか分かりません。
梨乃花
…っ!
病院の先生
…治療というのも不可能です
高宮佑樹
そんな…
病院の先生
…夏樹さんが起きたようです。傍に行ってあげてください。
梨乃花
…分かりました
私と高宮くんは、病室に入って行った。
高宮夏樹
…ん、お兄…ちゃん、…梨乃花ちゃん…
高宮佑樹
夏樹、大丈夫か?
高宮夏樹
バリバリ元気!…って言いたいところだけど、まだ麻酔切れてなくて…ちょっと痛いや
梨乃花
…どこで倒れたの?
高宮夏樹
教室の前の廊下でね、教室にはいろうとしたら…ここが痛くなって…
夏樹ちゃんが、心臓に手を当てながら言った。
高宮佑樹
夏樹、無理するなよ!無理したら、おやつ抜きだからな!
高宮夏樹
何それ~(笑)
とにかく無事で良かった…。
私は心から安心した。

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