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第14話

ドレスを脱いで
白金さんの視線が私に注がれる。
星野 美羽
星野 美羽
それで、
答えは見つかりましたか?
白金 明矢
白金 明矢
そこだ
星野 美羽
星野 美羽
はい?
白金 明矢
白金 明矢
人は優劣をつけだがる生き物だ。
そして、社会的に高い地位にいる
人間に媚びようとする
星野 美羽
星野 美羽
は、はあ
白金 明矢
白金 明矢
だが、お前は媚びない。
俺たち相手でも、しっかり
意見できる
星野 美羽
星野 美羽
それは私じゃなくても、
できるのではないでしょうか?
白金 明矢
白金 明矢
たいていの人間は、
男だろうが女だろうが、
俺たちにかしずくぞ
星野 美羽
星野 美羽
え……
(そんな、大げさな……)
白金 明矢
白金 明矢
俺たちの恩恵にあやかりたいんだ。
金、名声、地位……。それを俺たちに
与えて欲しいと思っている。
だからこそ、俺たちは与えられる
ことに慣れていない
(そういえば……。
染谷さんは私といると癒されるから、
そばにいてほしいって言ってたな)
白金 明矢
白金 明矢
だが、愛仁はお前から
なにか与えられたんだな。
それを俺にも与えてみろ
星野 美羽
星野 美羽
そ、それは無理です!
白金 明矢
白金 明矢
なぜだ
星野 美羽
星野 美羽
それは、白金さんが
私のことを好きじゃないから
白金 明矢
白金 明矢
恋愛感情がなくては
ならないのか?
星野 美羽
星野 美羽
そうです。好きな人が
与えてくれる温もりだから
癒されるし、好きな人の言葉だから
幸せな気持ちになれるんです
白金 明矢
白金 明矢
…………
星野 美羽
星野 美羽
ですから、白金さんになにかを
与えられるのは、白金さんが好きに
なった人だけです
白金 明矢
白金 明矢
なるほど……
白金さんはそこで、ふっと笑う。
白金 明矢
白金 明矢
ますます、お前という女に
興味がわいた。いっそ、俺に
乗り換えろ、美羽
星野 美羽
星野 美羽
は?
白金 明矢
白金 明矢
その反応も癖になりそうだ
(えええっ)

白金さんは私の腰を引き寄せ、
額や頬にキスをしてくる。
星野 美羽
星野 美羽
やっ、やめて!
(昨日、頬や耳たぶに触れた
染谷さんの唇の感触が消えてしまう……!)
星野 美羽
星野 美羽
そめ、や……さ……
目に涙が滲んだ、そのとき──。
???
???
美羽!
力強い腕が私の身体を抱き寄せた。

誰かの胸に顔を埋めると、
私と同じシャンプーの匂い。

その瞬間、安堵して涙が頬を伝う。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さんを自分の所有物みたい
に連れ回すな
白金 明矢
白金 明矢
タイムオーバーか。
なかなか楽しめたぞ、美羽
白金さんはあっさりと、
その場から去ろうとする。

その背中に、染谷さんが声をかける。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
白金、もう美羽に近づくな。
またこんな真似をするようなら
本気で相手をする。それを忘れるな
その言葉に、白金さんは片手を上げただけで、
そのままいなくなってしまう。

ほっと息をつくと、
染谷さんが私の手を引いて歩きだした。
星野 美羽
星野 美羽
染谷さん?
染谷 愛仁
染谷 愛仁
ごめん、このあとは
ずっと俺といてほしい
強く握られた手が痛い。

でも、振り払おうとは思えなくて……。

私は大学を休んで、
染谷さんのそばにいることを選んだ。

***
染谷 愛仁
染谷 愛仁
ごめん、美羽さん
染谷さんのマンションに帰ってくると、
もつれ合うようにベッドに倒れ込む。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
ドレス、脱いで