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第2話

結婚を前提に付き合ってください
星野 美羽
星野 美羽
へ? は、はい
???
???
きみも逃げてきたのかな?
星野 美羽
星野 美羽
あ……実は、こういうところ、
苦手なんです
???
???
俺もだよ。
不本意だけど参加せざる
をえなかった……って感じかな
隣でバルコニーの柵に肘をつく
男性に少し緊張しながらも、
私は頷く。
星野 美羽
星野 美羽
あ、私もそんな感じです
???
???
さっき、玉の輿にのりたくて
来たんじゃない……みたいなこと、
呟いてたしね
星野 美羽
星野 美羽
うっ、聞かれてたなんて
恥ずかしいです
(今度からひとり言を言うときは、
周りに人がいないか確認しよう)
???
???
あ、そうだ。
名乗っていなかったね。
俺は染谷 愛仁そめや あいじ。きみは……
星野 美羽
星野 美羽
星野 美羽です
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さん、よろしく
(う、わ……)

かっこいいんだけど、
綺麗のほうがしっくりくる染谷さんの微笑み。

不覚にも、胸がドキドキした。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さんとの話が楽しくて、
つい名前を聞きそびれてた。
女性相手に、失礼だったよね
星野 美羽
星野 美羽
いえ、そんなことは……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さんは、大学生?
星野 美羽
星野 美羽
はい、20です。その……
一目見てわかるくらい、
子供に見えますか?
染谷 愛仁
染谷 愛仁
あ、勘違いさせてしまったかな。
子供に見えるとかじゃないんだ。
フレッシュさが違うっていうのかな
星野 美羽
星野 美羽
フレッシュさって……
染谷さんだって、
まだ若いですよね?
(見た感じ、20代半ばくらいに
見えるけど……)
染谷 愛仁
染谷 愛仁
25だよ
星野 美羽
星野 美羽
やっぱり若い!
なのに、おじいさんみたいな発言……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
そんなに年寄みたいなこと
言ったかな、俺……
地味にショックを受けている様子の染谷さんに、
私は慌てる。
星野 美羽
星野 美羽
い、いいえ!!
染谷さんはスーパーダンディな
イケメンです!
染谷 愛仁
染谷 愛仁
スーパーダンディな……イケメン
星野 美羽
星野 美羽
え? 
なにか、おかしかったですか?
染谷 愛仁
染谷 愛仁
いや、おかしくは……
そうは言いながらも、
染谷さんは手で口元を押さえて、
肩を震わせている。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
ぷっ、くく……ごめんね。
美羽さん、明るくていい子だね
星野 美羽
星野 美羽
え? そ、そうでしょうか?
私、どちらかというと根暗なはず
なのにな……
今日の合コンでも『嫌だ』って
はっきり断れなかったように、
私には意見を飲み込む癖がある。

怖いんだ、私の言葉で人の顔色が変わるのは。

だけど、染谷さんは私と話している間、
ずっと笑っていた。

だからか、私は相手の反応を気にすることも忘れて、
染谷さんとの話に夢中になっていた。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
不思議だな。
他の女性と話していても、
こんな気持ちにはならない
星野 美羽
星野 美羽
え?
染谷 愛仁
染谷 愛仁
穏やかな気持ちになるんだ。
美羽さんには、そばにいるだけで
人を癒す力があるのかも
染谷さんは、
ものすごく優しい顔で私を見つめていた。

(なんだろう。この息苦しいくらいの、
胸のドキドキは)
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さん、出会って早々に
こんなことを言うのはおかしいって、
わかってはいるんだけど……
そう言いながら、
染谷さんは私に向き直る。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さんはさっき、
一緒にいて居心地がよくて、
気を使わない相手がいいって言ったよね
その言葉で思い出すのは、
数十分前に発した自分の言葉。

『私は、一緒にいて居心地がよくて、
気を使わない相手が理想かな……』
星野 美羽
星野 美羽
はい、言いました、けど……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
俺にとってはきみが、
そういう存在みたいだ
星野 美羽
星野 美羽
え?
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さん
染谷さんは、
私の手をすくうように取る。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
結婚を前提に、
お付き合いしてほしい