無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第17話

私の全部を愛仁さんのものにしてください。
星野 美羽
星野 美羽
好きです、染谷さん
染谷 愛仁
染谷 愛仁
……!
星野 美羽
星野 美羽
婚約者がいたとしても、
もうこの気持ちは偽れません。
それくらい、大好きです
染谷 愛仁
染谷 愛仁
まいったな……
染谷さんはその場にしゃがみ込む。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
俺は『お試しで付き合うのは
終わり』だって言われるのも
覚悟で、ここまで来たんだ
星野 美羽
星野 美羽
最初は、私じゃ染谷さんに
釣り合わないから、離れたほうが
いいって思ったんです
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さんが釣り合わない
わけない。俺にはもう、
美羽さんしか見えないのに
星野 美羽
星野 美羽
嬉しいです。
私も、この気持ちに気づいたら、
もう引き返せないくらい
染谷さんが好きで、
離れるなんて無理でした
私たちは引き寄せられるように、
お互い歩み寄る。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽さん……美羽、
俺もきみが好きだ
染谷さんが私の頬を撫でると、
そのまま顔を近づけてくる。

そして──。
星野 美羽
星野 美羽
んっ
夜風の冷たさを忘れるくらい温かい、
染谷さんの唇を受け入れた。

***

正式に付き合い始めてから、数日後。

私は染谷さんの付き添いで、
2泊3日のクルーズ船パーティーに参加していた。

もちろん、大学が休みの土日を使ってだ。
パーティー参加者の男性1
パーティー参加者の男性1
染谷さん、お隣にいるのは……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
俺の大切な女性です
星野 美羽
星野 美羽
初めまして、星野 美羽と申します
(おしとやかに見えるように、
おしとやかに……)

自分に言い聞かせて、お辞儀をすると……。
パーティー参加者の男性1
パーティー参加者の男性1
品のあるお嬢さんだ。
どうぞよろしく
努力が報われたのか、
相手からは好感触を得られたようだった。

私たちは男性との話を終えると、
いったんパーティー会場を離れて客室に戻ってきた。
星野 美羽
星野 美羽
き、緊張したーっ
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽、大丈夫?
星野 美羽
星野 美羽
正式に恋人として同伴させて
もらえたから、染谷さんに見合う
ような女性になりたいって、
思って……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
え?
星野 美羽
星野 美羽
だからなるべく堂々と
振る舞おうって……そう思って
たんですけど、難しいです
驚いている染谷さんの前で、
私はへたりと座り込む。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽……可愛い。
俺のために頑張ってくれてた
んだな。ありがとう
染谷さんは私を抱き上げると、
そのままベッドに横たえる。
染谷 愛仁
染谷 愛仁
好きだ、美羽
染谷さんが唇を重ねてくる。

(あったかい、苦しい、柔らかい……)

私は与えられるぬくもりを、
ただ受け入れる。
星野 美羽
星野 美羽
染谷さん、大好き……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
美羽、愛仁って呼んで。
名前で読んでほしい。
美羽との特別が欲しいから
染谷さんは私の首筋に唇を這わせたまま、
そう囁く。
星野 美羽
星野 美羽
あ……あ、愛仁……さん
染谷 愛仁
染谷 愛仁
うん、上手だよ、美羽
星野 美羽
星野 美羽
愛仁さん、好き……
染谷 愛仁
染谷 愛仁
俺も好きだ。美羽、
俺に美羽の全部をくれないか?
(それって、つまり……そういうことだよね)

私は覚悟を決めて、
おずおずと愛仁さんの首に両腕を回す。
星野 美羽
星野 美羽
私の全部を愛仁さんのものに
してください