第2話

新たな出会いと推し
423
2021/11/05 13:58
















部屋に入って寝転がって、目を瞑っても、







さっきの光景が頭から離れない。


















テヒョンくんのすべてがまだ頭の中に残っていて、







離れない。


















次の日になって、やっぱり、全然眠れずにいた。












私はバタバタしながら、準備をしては、













すぐさまに部屋を出た。


















走って、仕事場に向かい、











外で先輩らしき人が待っていた。












いくよ〜と言いながら、私は先輩についていく。


















ついた先はおっきなドームらしき建物。













看板はBTSとでかでかと書いてあり、





私はあまりの驚きに後ずさりしてしまう。













先輩《グッズとか買う?あなたさん、バンタン好きなんだよね?》






(なまえ)
あなた
えっ、いいんですか?

じゃあ、買ってきます。


先輩《うん、じゃあチケット渡すわね。
じゃあ席に先に行くから、》
(なまえ)
あなた
あぁー、ありがとうございます。

じゃあ、また、あとで、


先輩に頭を下げて、

グッズを並ぶ人たちを見て、ワクワクする自分がいた。
















少し歩けば、スマホのバイブが鳴り、


私はスマホを見た、電話みたいで、



番号は知らない人、





私は恐る恐るでることに、













(なまえ)
あなた
はい、
 

?《あなた?》
(なまえ)
あなた
えっ、あっ、、


?《忘れたなんて、言わないで、》
(なまえ)
あなた

覚えてるって、昨日のことですよ、

テヒョンくん、、


電話は昨日の出来事のテヒョンくんからだった。


















taehyung
taehyung
よかった。

あなた、?
(なまえ)
あなた
はい、、
taehyung
taehyung
なにしてる、?
(なまえ)
あなた
えっ、?いまですか?、

いまは会場にいて、今からグッズを買うのに並ぼうと、
taehyung
taehyung
グッズ?

会場って、なにかあるの?
(なまえ)
あなた
はい、

今からバンタンのライブ見ますよ、

テヒョンくんはスタッフさんでしょう?
taehyung
taehyung
ふっ、あなた、きみ、おもしろいね、

うん、そう、スタッフ。

じゃあ、ライブ楽しみだね、
(なまえ)
あなた
はい、すんごく楽しみです
taehyung
taehyung
ふっ、

じゃあ、きみがどこにいるかあとで、探すよ

じゃあ、19時半に、
(なまえ)
あなた
えっ、?、あっ、、


テヒョンくんは用件を言って、電話を切った。




テヒョンくんは私の話をおかしく笑っていたけど、

なにがおもしろいのか、不思議で仕方なかった。
















私はそんなことより、急いでグッズを買うのに並ぶ。

















並ぶのに、1時間はかかったぐらい待った気がして、


疲れた自分がいる。
















推しのうちわを持ち、



いよいよ会場に入ることに。















会場に入ったとき、胸のドキドキがうるさいほど聞こえてる。


















席を一生懸命に探しては、



先輩を見つけて、先輩の隣に座る。

















席は意外と近くて、また一層、胸が高鳴った。


















先輩《わぁ〜、あなたさん、うちわ買ったのね、
その人が好きなの?》
(なまえ)
あなた
はい、そうなんです、

ジョングクっていうんですけど、
歌がうまくて、もうかっこいいんです。

大体は真ん中にいるから、先輩もぜひ見てください

先輩《あはは、わかった、見てみるね》

私は推しこと、ジョングクのうちわを持ち、




ワクワクしながら始まるのを待っていた。


















しばらくしては、急に暗くなり、





音楽が流れては、バンタンのみんなが出てきては、





私は初めて推しを見てはもうボロ泣き。













あぁー、やっぱり、推しはステキっとフッと笑ってしまう。


















終盤になり、先輩がポンッと肩を叩く、








(なまえ)
あなた
はい?


先輩《なんか、あの人、あなたさんのことすんごく見てる気がするよ?》
(なまえ)
あなた
えっ、?、あぁぁー!!!

見てください!!いま、ジョングクが私に手を、

あぁー、もう、死んでも、えっ、?

先輩なんか言いました?


先輩《えっ?、あっ、なんでもないわ、

楽しんで、》


私はジョングクに夢中で、先輩の話が全く入ってこなくて、


もう今の私にはジョングクしか見えていなかった。

















アンコールも終わり、みんなが手を振って帰っていく。
















帰らないでと、心が叫ぶ。

















そんなこともいかなくて、




ライブはすぐに終わってしまう。


















先輩と会場を出て、





先輩が言った。


















先輩《どうする?ご飯でも、》











(なまえ)
あなた
ごめんなさい、先輩、

今から待ち合わせがあって、




先輩《わかったわ。大丈夫、

じゃあ、また明日ね?おつかれ》
(なまえ)
あなた
はい!!






先輩とお別れをして、







私はテヒョンくんに言われていた裏口に足を運んだ。


















裏口には誰か人が立っていた。












私はお辞儀をする。

















(なまえ)
あなた
あっ、あの、あなた、です、
 




《はい、Vさんから伺っていますよ、

どうぞ、中へ、》
(なまえ)
あなた
、、?、、Vさん?えっ?テヒョンくんじゃ、



《はい、そうです、どうぞ、》
(なまえ)
あなた
あっ、ありがとうございます



私は中に手招きされながら、入っていき、



その人は鍵をかけては、奥へと進む。















私は怖怖しながらその人についていく。


















《Vさんは、こちらの部屋にいます、

どうぞ、》
(なまえ)
あなた
あっ、ありがとうございます



私はお辞儀をして、頭をあげて、






何にもなかったかのようにフッと振り向いたとき、








ゴツンと誰かにぶつかってしまう。














私はやばっと思いぎゅっと目を瞑り、



私のおでこはぷにと硬くて柔らかいものに当たっていた。










その当たっているものに一瞬だけ、



触れては、すーっといい匂いに身体が包み込まれていた。
















私はゆっくりと目を開けたとき、








私の目の前は誰かわからない男の人の胸板、






私は慌てて、その人から離れては、






深々と頭を下げる。















なんにも返ってこない返答に私は恐る恐る頭を上げた。
















(なまえ)
あなた
!!!!!あっ、あっ、、あ、、



?《あっ?ふっ、なに?あれ?きみ、会場にいたよね?知ってる。だって、何度も目が合ったから》
(なまえ)
あなた
あっ、、ちが、、ちがいますよ、、


?《ふ、かわいい、、僕が好きなの?

うちわ握りしめて、かわいい〜、おいで〜》
(なまえ)
あなた
キャッ、、///



そう、私が胸板に当たった人は、



私の推し、ジョングクだった。














ジョングクを目の前にして、パニックになってるのに、




いま、私は抱きしめられて、







余計にパニックになっていた。


















(なまえ)
あなた
あっ、あの、離して、
jungkook
jungkook
無理、だって、かわいいから、

あれ、きみ、誰かと知り合い?
(なまえ)
あなた
えっ、?

私はただテヒョンくんに、
jungkook
jungkook
なんだ、ヒョンの知り合いか、

でも、ヒョンには彼女がいるから、いいよね?
(なまえ)
あなた
えっ?、彼女、

ジョングクの言葉の“彼女”に頭の中がグラーッとしたように、


目をパチパチさせて、思考停止状態になってしまう。















“彼女”。テヒョンくんには彼女がいて、















昨日の出来事は、何だったんだろ、と、














頭が追いつかなくなる。


















jungkook
jungkook
名前は?
(なまえ)
あなた
えっ、あなた。
jungkook
jungkook
あなた。俺は、知ってるよね?
(なまえ)
あなた
はい、ジョングク、くん?
jungkook
jungkook
ふっ、ジョングクくん。

そう。ジョングクくん。あなた?
(なまえ)
あなた
はい?
jungkook
jungkook
持って帰っていい、?
(なまえ)
あなた
えっ、?



ジョングクは私をきつく抱きしめながら、











フッとわけがわからないことを言いだす。

















持って帰る?
















恋愛経験がほぼない私には、わからなかった。


















ジョングクは私からゆっくりと離れては、















私の頬に触れ、じっと私を見つめた。


















プリ小説オーディオドラマ