ー放課後ー
わぁ皆さん!お久しぶりです!なーくんだよ〜(人 •͈ᴗ•͈)
作者がずっと怠けていたから、そろそろ起こしたよ🌟
そして、今日は行きつけのカフェに、仲良しグループできてます〜!イェーイ!
このコーヒーの香りが好きで、よく来てるんだよね。スイーツも美味しいの!✨
…俺の脳内ではひよこが宇宙を飛び回っています。
…取り敢えず、行ってみようかなぁ。
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いつの間にか待ちあわせ時間。時の流れは恐ろしい。
そんな可愛い笑みで言われたら余計恐怖だわ。
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あざとい上目遣い…。こういうのがハニー・トラップなのかな?(違うと思う。バイ作者)
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着いたのは、海がよく見える展望台。
俺がつい、顔を背けると同時に、携帯の着信音が。
…俺は、恋をしたことが無い。一目惚れなんて夢のまた夢。
あの子の名前もまだ知らないし、外面しか知らない。
…わからない。俺も。あの子もきっと同じ気持ちだ。
でも、だからこそ、断れない。…どうしたらいいんだろう。
後ろから肩を掴まれ、振り返るとジェルくんがいた。
ジェルくんの髪が波風でサラサラと凪のようになびく。
喉がつまる。…俺は誰が「好き」と言おうとしたのだろう。
思わずドキッとした。綺麗だったから。
そう言ってジェルくんは急いで階段を下りて、皆がいるであろう、死角に戻った。
……俺が好きなのは……。
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やっぱり、なーくんの笑顔は素敵や。
どこまでも優しい笑みをしている。俺はそんななーくんの笑みが好きなんやな。
気づけば、俺はその女の手首を握り締めていた。
眉を釣り上げた女が、俺をキッと睨む。
、
さらに強く手首を握る。まるで俺の心の全てを表すように。
女は俺に背を向けて走っていった。
なーくんは俺のことが友達として好き。
だから、バレンタインでキャンディーを俺に。
俺は……何で「俺だけ騙していい」と言った?
まず、何を騙している?
もう少し、自分の気持ちを騙し続けよう。
そう思えた1日だった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。