第8話

始業式

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2021/01/18 13:24

先生

『今から、第176回始業式を始めます。』

この学園意外と古いんだな…

あ、はいどーも皆さんこんにちは！ななもり。です！🤗

今は3学期の始業式！
俺は生徒会でもないから、話しないし暇なんだけどね。
てか、冬の体育館地獄…！体操座りだし、、

モブキャラ

あれ、うちのクラスの代表休みじゃね?
代表の言葉どうすんの…？(汗)

と、ざわつき始めた俺のクラスメイトたち。
これには先生も気づいたらしく、

先生

ﾎﾞｿｯ　ななもり。お前が代わりに言葉を…

ジェル

先生!俺に任せてください！

ななもり。

…で、先生。俺が代わりに…

ジェル

無視せんでーな！Σ(ﾟДﾟ
先生、ななもり。くんも優秀ですが、俺も優等生ですよ！保健体育の成績は学年1です！

先生

ジェル…お前にできるか…？
あと、お前は優等生じゃなくて問題児だ。

ジェル

俺に任せてください！✨

先生

お前を信じるからな…

えっ、まさかのジェルくんが代表の言葉⁉

すると、俺と座る位置が近い、隣のクラスのさとみくんも
話が聞こえていたのか、俺に哀れむ目で「終わったな」と訴えてくる。

…確かに終わったな。

先生

『生徒代表の言葉！代表生徒、起立！』

サッと真摯に立ち上がる生徒代表の人たち。
流石だなと思いながら眺めていると、肝心なジェルくんがいない。

先生

『おい、ジェル！💢』

ジェル

あっ、はい！ｻｯ⤴

早速馬鹿を晒すジェルくんを怒る先生…
その光景を見て笑いを堪える生徒たち…。

ななもり。

あれ？

ステージの端には、生徒会長のるぅとくんがいた。
ころんくんと莉犬くんもいるのかな？

俺がそんなことを考えている内に、生徒代表たちは一人一人淡々と話を進めていく。

そして、ついにジェルくんの番…え、最後⁉重大…
ジェルくんの手にマイクが渡される。

ジェル

『…このマイクで歌ってみたいなぁ』

ジェルくん、マイクONのままですよ！

ジェル

『さぁさぁ踊って〜♪』

あ、もう手遅れだなぁ…（遠い目）

先生

『ん"ん"💢』

先生も訴えてますよジェルさん！気づいて…！

ジェル

『あ、先生も風邪気味なんかな？俺ものど飴買っとこうかな。』

違う、先生の風邪に気づかなくていいんだ…！

さとみ

…ﾌﾌﾌwww

さとみくんの笑い声も聞こえてますよ。

るぅと

ジェルくん。マイクがONのままですよ。
それに、早く話を進めてください。

ナイス生徒会長！

ジェル

『あ、るぅとくん！今日もかわええなぁ❤』

ちょ、生徒会長に何を仰る！ONの意味わかる！？
それに、全員にキコエテマスケド…😊

るぅと

やめてください！早く話を進めてください!

ジェル

『照れてるところも可愛いな❤一緒に寝たときも可愛かったもんなぁ！』

ドヨっと一部の女子がざわついた。（腐女子）
もう黙ろうジェルくん！

あ、一緒に寝たというのは、お泊り会のことです！
詳しくは4話をチェックです！(-д☆)ｷﾗｯ

るぅと

…(^^)今は生徒代表の言葉ですよぉ？
あと、放課後生徒会室にきてくださぁい？

怒りで口調が壊れたるぅと会長…

ジェル

『あ、ごめん！💦皆あけおめ！1月なのに寒いね〜!』

1月だから寒いんだよ。

ジェル

『俺の今年の豊富は　笑　なんよ。』

ジェル

『俺は成績も良くないし、周りに迷惑をかける。だから、俺は皆を笑わせることがせめてもの取り柄と思うんや。』

ジェル

『だから、少しでもいいから皆を笑顔にしたい！これが、俺の抱負…というか、些細な夢！』

…なんだ、ジェルくんもいいこと言うじゃん。(泣)

ジェル

『そのためには、俺を支えてくれる彼女が必要です！』

……………ん？

ジェル

『誰か、俺とリア充生活おくりませんかーーーーー⁉』

モブキャラ

wwwジェルいいぞー！(笑)

モブキャラ

ちょっと嫌です〜！(笑)

モブキャラ

楽しそうだけど、ちょっとねぇ、www

先生

『ジェルーー！💢』

ジェル

『あ、やっべセン公だ！皆、バイバーイ！』

先生

『誰がセン公だ！待てジェルーー！💢』

…ジェルくんと先生は猛ダッシュで体育館から去りました…。

そして、ジェルくんは見事校長室送りでした。また、生徒会長にも罵倒されたとか。

ジェルくんは全く反省していなかったけど。

波乱万丈の始業式でしたが！
今日も俺らは非リアです！

ーーーーーーー

貝柱

終了ー！✨
これ、一回全部消えたんですよ…。🥺🥺
急いだなぁ〜私。(笑)

貝柱

次はどうしよっかなぁ？
次の話もよろしくお願いします！
イラスト置き場も！では、アディオス〜✨

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第9話俺だってかっこいいでしょ⁉

貝柱

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。