スタスタスタスタ
俺たちは出勤のため準備を済ませ、
3人仲良くそろって人目につかない秘密の裏道を
使い会社へと向かっていた。
嘘だろ……
幹部が増えるなんて考えてもいなかった
はっきり言ってうちの会社は仕事柄、ただでさえ殉職者が後を絶たない。
その中でも幹部は別格
幹部になるためには
自分よりも体格が良く、経験も積んでいる相手に打ち勝つことの出来る「身体能力」
巧妙な悪の手口を見抜くことの出来る「知識」
勝利に導いてくれるほどの圧倒的な「運」
そして、時には味方でさえも殺してしまうことの出来る 「無慈悲さ」
この4つを世界中から集められた選りすぐりの
Hitman達以上に合わせ持たないと選ばれることが出来ない存在
世界中のHitmanの数およそ1万人に対し
その任を任されているのは俺たち3人を含む
たったの7人
割合にしてわずか"0.07%"
"相当な実力者"
俺たちにも引けを取らない存在
人数も気になる
多くて、3人ってとこか?
まぁいい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!