先生が入ってきた。
みんな!
このクラスの担任、ゆっきーだ!
よろしくな!
イエーイ!フーフーフー!
男の先生…か。
トントン
横から肩をたたかれた。
なんか、やたらと話しかけてくる…
別にいいけど…ね?
では!みんなからは
自己紹介をしてもらう!
出席番号順からなー!
ええっ!?嘘やろおお
私、こーゆーの無理なんやけど!?
とか言ってるうちにみんなすらすら
紹介していってる。
わあぁぁ!もう!
ど、どーしよ!
そして、私の番がきた。
じゃ、次は…〇〇さん!
よろしくっ!
ガタン
やば!まじかわいいー!
おれやっぱりタイプやわー。
告っちゃおっかなぁー
まただよ。
ほんま気持ち悪い…
はぁ…緊張した。
これ心臓にわるいよ…
やっと授業が全部終わった。
早く帰ろっと!
かめちゃん…か。
別に変な人じゃなさそう。
きゃぁぁ!!!!
クラスの女子が一気に騒ぎ始めた。
まって!林くんと西馬くんやん!?
めっちゃかっこいいっ!!
やばいんやけどー!!
なんでうちのクラスにー!?
…モテてるよね
完全に…
モテてるんだよ…笑
2人ほんまに自覚してへんよね…。
ま、気づいたら調子乗りそうだし
いいんねんけど。
私たち3人は毎年春にサイバっちの家で
進級おめでとうパーティーみたいなのをする。
ごちそうとか!ケーキとか!
お菓子とか!
いっぱい食べるんだ!
グループLINEを見ると結構な量だ。
しんちゃんいたら心配ないよね!
よかった!
ほんまは絶対1人であんな量持てへんもん…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。