ある病院にある病気で入院している男がいた。
男はテレビを見ていたが、本来テレビは見てはいけないと、看護師から念を押されていた。
男は何を言われても反対のことしかせず、
典型的な天邪鬼だった。
急に病室に現れたのは三角の形をしたツノとしっぽを持って何か槍を持っている。
誰がみても『悪魔』だった。
男は驚きを隠すために強い口調で言った。
何か軽い口調で言われたので男はムカッとし、こう言った。
またまた男はムカッとして怒った口調で
男は少し驚いた。
男は天邪鬼なせいでこう言う。
こうも素直に地獄に行ったのではこれまでの天邪鬼の功績が崩れてしまう、そう考えて
悪魔は、少し考え
と、言おうとしたが、
と言った。
当然、男は目をつぶった。
そして、
男は目を開ける。
男は未だに病室にいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。