”大雪警報。
外出することをできるだけ控えてください。”_
付けたスマホのニュースが大雪警報を知らせる。
テヒョンは少しだけ微笑んで、私の頭を優しく叩いた。
テヒョンは私の腕を引いて全力疾走。
あっという間につく私の家。
家の鍵をすぐさまに開けて、テヒョンを中にいれる。
すぐさまにドドドドっと足音が聞こえてきて、廊下のドアが開けられ玄関の横からジミンが顔を出した。
リビングのドアをガチャっと開けると、
固まる私の後ろからひょこっとテヒョンが顔を出す。
テヒョンと喋っている二人を除いて、
ジョングク先輩はテヒョンにぺこっと頭を下げると視線を戻した。
私が話終える前におでこをデコピンすると、ジミン達の元へ行ってしまった。
取り残された私は、絶対顔が真っかっかだ。
顔が熱い。
1人で照れていると横にすぽっとだれかが座る。
瞬間にジフン先輩は私より顔が赤くなって、それを私を拒むように隠した。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。