「信ちゃん、勉強教えてよ〜」
『え、ええけど、そんなにやばいんか?』
と、泣きついてくる彼女。
可愛すぎひんか?
「次赤点とったらユース合宿私だけ参加出来ひんねん」
『それは困るな、あなたには合宿行ってしばいてもらわなあかんねんな』
「別にしばかれんでもいつも真面目やし」
『それで真面目とか…笑』
「なんや!私が真面目やないと?」
『どの口が言ってんねん、はよやんで』
「はぁーい」
『ここがこうでな、こんなんねん』
「…」
『え、分からへんかった?ってか、ちゃんと聞いてはる?』
「信ちゃん、ほんとに日本語喋ってるか?何言ってるか全くわからへんねん」
『日本人やねんから日本語喋ってるに決まっとるやろ?』
「そーゆー事やないねん!」
『はよコレ終わらせんと赤点確定やで?』
「ユース合宿にはいきたーい!」
『ほな終わらせる以外にないな』
「でもわからへんもん」
『いつも真面目に授業受けてへんから』
「真面目ってなんなん?」
『そんな事言われても…』
「真面目ってなんなんやろ」
『分からへんな』
「信ちゃんみたいな人のことを真面目っていうんか?」
『え、俺真面目に見えんの?』
「うん、どう考えても真面目や、前ツムも言ってはったで」
『そんなこと言ってる場合ちゃうやろ!はよやらんか!』
「異常にやる気でーへん」
『今日中に終わらせたらご褒美あげるで、な?』
「…わかった。頑張る。」
そんなにご褒美が欲しいんかって思いながらもあなたはホンマに終わらしよった。
「はい!信ちゃんご褒美!」
『えぇ〜』
「信ちゃんが先に言うたんやん」
『ほな、こっち来てや』
「ん?」
((チュッ))
「…っ!!/////」
『はい、もう終わりやで、帰る準備しいや』
「もう!帰りたくなくなんねん!」
『帰ってもらわんと困るで』
「信ちゃん、ほんま好きや」
『…俺も。』
たまには真面目にやることも大事やねんで。
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ネタが切れてもはや何書いてるか分かりません。(関西弁下手)
コメント待ってます🙌
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!