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「ふぁ〜」
朝はやすぎる。
眠いわボケ!
ピコン
『ちゃんと起きれたか?』
朝イチにスガからのLINE
こういうとこ好きだわ…なーんて、
「余計なお世話です〜だ!」
なーんて会話を交わして会場に行く準備。
会場に着いてから烏野のみんなを探していると、
『はい、だーれだ!』
「…冷たっ!スガでしょ!」
『バレたか〜』
「冷たいって!なんでそんな手冷たいの!」
『だって寒かったもん!』
「はい!カイロあげるから温めといてね」
『あ、ありがと、』
「私もう上行くから、上から見てるからね」
『おう!』
第1回戦、相手は伊達工。
ブロックに阻まれたりなんなりでなかなか攻撃が決まらない感じ。
結局3セット目まで持ち込んで、デュースまで行ってやっと勝利。
「し、心臓飛び出る…」
谷地「お、同じく…」
『あなたー!((ニヒッ』
こっちに向かって全力ピース。
「スガなんもしてないじゃん」
『応援した!』
「はいはい、お疲れ」
谷地「意外とサバサバしてるんですね、あなたさん」
「え、あ、そんなだった?」
後輩に言われてしまった…。
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今日は1回戦やって終わり。
次はまた明日なんだって。
片付けしてるみんなのとこに行ってから帰ろうと思い烏野の所へ立ち寄る。
「みんなお疲れ!」
『あ!あなた〜!』
「凄かったね〜日向くん、影山くん!」
『ガン無視かよ!!』
「スガにはいつでも相手してあげられるから!」
『はぁーい』
月島「あなたさん、なにか悩みでもあるんですか?」
「え?あ、そんなふうに見えた?」
月島「はい。」
「いやぁ…スガが全然嫉妬してくんなくって、なんか嫉妬させてやりたいなって笑」
澤村「確かにスガ、嫉妬してんの見たことないよな〜」
旭「うん、ハートが強い…のかなぁ」
月島「嫉妬させるのは簡単ですよ。」
「え?どうやんの?」
月島「お手伝いします。」
澤村「大丈夫なのか…笑」
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月島「あなたさん、僕のブロック見てました?」
「あ!そうそう!あれ凄かったよね、伊達工に負けてなかった」
月島「ありがとうございます!」
日向「あの月島があなたさんと喋ってっぞ」
影山「なんか企んでる顔してるぞ」
田中「怖ぇよ、怖ぇよ月島…」
『あなた〜、お、月島となんか話してたんか、邪魔してごめんな〜』
「あ…」
月島「あれは重症ですね。」
「そうでしょ?誰と話しててもなんも言わないし…」
月島「あ、そうだ日向…((コソコソ」
日向「おう!いいぞ〜」
月島「西谷さんも…((コソコソ」
西谷「俺も見たい!ってことで協力!」
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日向「あなたさぁーん!」
西谷「あなたさぁーん!」
「おぉ!日向くん!西谷くん!」
日向「見てました?」
「見たよ!凄かった!」
西谷「俺も?!」
「もちろんだよー!((ハイタッチ」
『あなた、いつまで盛りあがってんの、もうすぐ行くよ』
「ちょっとスガ!嫉妬しないの?」
『…はぁ??』
「さっきからさ、、なんか…嫉妬しないの?」
月島「あなたさん、語彙力…」
『ニコッ))しないよ!』
「…っ!な、なんで??と、取られちゃうかもじゃん」
『その心配がないから嫉妬しないんでしょ?』
「へ?」
『だーかーらー!』
「え、あの人何言ってるの?」
澤村「すまんあなた、あればっかりは俺もわからん」
『あなたがもし、月島とかいうムカつく後輩に惚れたとする、』
月島「ちょっと引っかかるけど続けてください。」
『でも、その時は俺の力で月島に惚れてるお前の気持ちを俺に向き直させる自信があるからさ!((ニヒッ』
「…やっぱり何言ってるかわかんない」
『だってあなた単純だし』
「え、ディスられてる?」
((チュッ))
「…/////」
『こうしたら俺から離れらんないべ!』
「…うん、無理だわ、離れられそうにないかな」
日向「ハァー👀」
澤村「日向、あんま見んな」
「スガの自信はいつもどっから来てるんだろ」
『それも俺にはわからん!』
月島「上手く利用された気がしてムカつきます」
『ごめんって!月島!』
『ま、もし月島に口説かれたりして俺以外に惚れたら…マジ覚悟しとけよ?((ニコッ』
「怖いわ!」
『冗談冗談!大好きな人にそんなことするかっての!((ギュッ』
「…て、照れるからやめて/////」
『ちゃんと顔見てよ〜』
「絶対赤いから嫌。」
『いつまでたっても恥ずかしがり屋だな〜あなたは!』
「誰のせいだ!」
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嫉妬しない人ってこんなこと考えてるのかな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!