『…ちょっと((オイデオイデ』
「ん?なに??」
((チュッ))
『じゃ、』
「カァ///」
なんなんですかこの悪魔は。
普段無気力で何考えてるかいまいちよくわかんないのにさ…
及川「ちょっと!国見ちゃん?!これはどういうことなのかな?」
『なんですか、撮ってたんですね』
岩泉「お、意外と怒んねぇんだ」
『まあ特には…ちょっとムカつきますけど』
及川「恥ずかしいとかじゃないの!」
『及川さんがそちら側なのが気に食わないんですよ』
及川「ねぇ、ちょっとこの後輩どうなってんの?!」
松川「お前の教育が悪いわ、及川」
花巻「右に同じ〜」
岩泉「あ、俺も〜」
及川「え?及川さん泣くよ?」
「「どーぞー!!」」
及川「まじぴえんだわ」
「何話してるんですか先輩?練習始まりますよ?」
岩泉「お、悪ぃ悪ぃ、」
松川「及川泣いてないで、早く行くぞ!」
花巻「あなたちゃん困っちゃうよ〜」
及川「それはダメだ!!!」
((なんだアイツ))
『あなた帰るよ』
「あ、うん!鍵戻してきてからでいい?」
『一緒に行く』
「あ、りょーかい!」
((コソコソッ))
「おっけ、行こっか」
『…うん』
常に無気力でなんか眠そうな英…。
ここまで来るともう大丈夫なのかなって不安になる。
((コソコソッ))
『…あなた、』
「ん…((チュッ))」
『これを求めてたんですか?及川さん?(大声)』
及川「ギクッ))え、バレてた…?」
『はい、もちろん。3年生みんないますよね?』
「え、いたの?!ちょ、え?」
『あなたまさか気づいてなかったの?』
「いや普通気づかないし…?」
『しかも及川さんまた撮りましたね』
及川「そこまでバレてた?」
『バレないとでも思ったんですか。』
及川「国見ちゃん怖い〜」
『及川さん、先輩でもあなたは渡しませんから。それでは』
及川「国見ちゃん、最近烏野のメガネくんに似てきてない?」
岩泉「全部お前のせいってことにしておこうクソ川!」
及川「なんでなの〜」
「気づいてたなら言ってくれればよかったのに…」
『え、怒っちゃった?』
「ううん、英が無気力なのにたまに悪魔なのが心臓に悪いって言ってるの。」
『…抱きしめるしかない!』
((ギュッ))
「ねえそーゆーとこ!キュン死する」
『あなたもさ、同じことしてるんだって』
「え?してないし、」
『……してるし』
「してないし」
『…してるし』
「してないし」
『…してる』
「してない。」
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ここまで完璧にオチが分からないことないね。
すぐこういうことになる。(頻度高め)
コメント待ってます💬
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。