手を伸ばしていると、背中に重みを感じ、後ろへ振り返った。
にしはた『やぁっ、大ちゃんとギューするの!!』
あなた『へ、大吾くん??』
にしはた『大ちゃんなぁ〜、あなたのこと大好きやねんっ!!』
あなた『ありがとう笑』
いつもなら冷たくあしらう大吾くんも今日は小さいから許しちゃうあなたちゃん。
りゅうせい『あ!!そろそろさつえいやで!!』
にしはた『ほんま!? みんな、はよ行くでー!!』
小さくなってもこういうところはしっかりとまとめてくれる大吾くん。
リーダー(仮)の役割はなんなのでしょう。笑
カメラマン『はいじゃあ、撮影するよー』
スタッフ『じゃあB型から!!』
ここであなたちゃん気づきます。
あなた『あの、私は誰と撮影するんですか??』
カメラマン『あなたちゃんは一番大きいから一人だよー』
あなた『え、私なにわ男子やと一応末っ子なんですけど...』
スタッフ『もう何言ってるのー笑 あなたちゃんは一番大人でしょ??笑』
あなた『え、え、私の居場所が失われてる....れる....れる....』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。