ヴェルザード side

そんな会話をしてから数万年…最後の竜種はまだ生まれてない。

私がそんな事を呟いていると…

ﾊﾟｷｯﾊﾟｷﾊﾟｷｯ

破れた部分から小さな青い手が出てきた。
可愛い…。

まぁ、生まれてすぐは分からないわよね。

まぁ、ヴェルドラちゃんは数年したら暴れ出したけど…。

ヴェルあなたちゃんが生まれて千年後、ヴェルあなたちゃんの能力がわかってきた。
ヴェルあなたちゃんは時空間を自由に操れる。
時間停止や時間加速は勿論、過去に行ったり未来にも行ける。
つまり、私とヴェルグリンドちゃんの力を持つ子ということ…。
私に似てくれて嬉しいわぁ…。
ヴェルドラちゃんに似たらどうしようかと思ったもの…｡

はぁ……ヴェルあなたちゃん（私の癒し）が尊いわ…。

ヴェルザード side終わり

私がそんな事を考えながら空を飛んでいると大きな黒い竜と燃えている都があった。
確かあそこは吸血鬼（ヴァンパイア）の…。

私は女の子にそう言うと兄様のもとに行った。

私が叫んでも兄様は吐息（ブレス）を吐いてるし…。
新技の実験体になってもらいましょう。

私が作ったこの技は時間を加速と減速を使い分け、中に居るものを消滅させる技。
まぁ…生まれて千年の私だと兄様に勝てないけど…｡

兄様をとりあえず苦しめておいたので吸血鬼（ヴァンパイア）のもとに都の復旧を手伝った。

私のアルティメットスキル【時空之王（ヨグ・ソトース）】で都のあった場所の時間を戻した。

因みに兄様は勇者によってジュラの大森林に封印された。

それから300年後…

私が見た未来はジュラの大森林に作られた新たな国。
そして喋るスライムにかなり上位の魔物達、そしてその魔物達全て名持の魔物（ネームドモンスター）。
そして、兄様は人型になり人型になった喋るスライムと肩を組んでる。
コレは面白そう…。

こうして私はジュラの大森林に向かった。