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第12話

大好きな誘拐犯
…は??
高柳先生も、この高校の教師をやめる??
何でよ、何で先生まで??
「いろいろ考えたんだ…木城がただの生徒として扱えない理由。」
何よ、それは私が場面緘黙症だからであって…ただ、それだけなんじゃないの??
「木城、俺にお前の人生を、下さい。」
……え?
何を、言ってるの??
私の人生…?先生にあげる…??
「俺に木城を拐わせて。」
ひょい、と、体が浮いた。
「木城は、生徒だけど…退学ならもう良いよな。…好きだよ。」

好き。

それは、私がずっと欲しかった言葉。
先生が、私を…??
「ぁ…ぅっ、ぁう……、、」
答えなきゃ。ちゃんと答えなきゃ…大事なこと、だもん。
なのに、声はすんなり出てくれない。
「木城、無理しなくても……」
先生はそう言うけど、私はちゃんと『声』で伝えたかった。

だって。

「好き…。」

先生が目を見開いた。
あぁ、私、ちゃんと声出たんだ。
「木城…!」
嬉しい。嬉しいよ。
また先生とお話できるんだね。

大好き。
私を、拐って下さい。